雑誌「栗原はるみ」1月号刊行記念インスタライブを12月15日に行いました。ご視聴くださった皆さん、ありがとうございました!
編集長の片岡ちゃん(右)は、圧倒的な合理性とサービス精神が同居した、とっても面白い人です。FRaU編集部で一緒に仕事をしていたときから思っていましたが、最近本当にそれが際立ってきていて最高。無駄なことはしないと決めている一方、必要なことには愛情と労力を惜しまない、そんな人です。
この日、インスタライブの数時間前に「ちょっと食べるものを持っていきますね」とSlackが来たので、夜のライブの前なので軽食でも買ってきてくれるのかなと思って「私の分は大丈夫だよ! サンドウイッチがあるから(お昼の残り)」と返事をしたのですが、片岡ちゃんが言いたかったのはそうではなかった。インスタライブ中に紹介するために、いくつか雑誌のなかのお料理を作って持ってきてくれたんですね。
詳しくはこちらのアーカイブ動画をご覧ください!
まさかライブ中に納豆をかき混ぜることになるとは思っていなかったけれど(笑)、日本酒&お猪口まで用意してくれていて、ご機嫌なインスタライブとなりました。
75歳の栗原はるみさんが、「この雑誌に人生をもらった」とおっしゃっていると聞いたとき、私は編集長の片岡さんやクリエイティブディレクターの柴田さんの、ここに至るまでの仕事を思って、本当に胸が熱くなりました。
3年前に最愛の人を亡くされて深い喪失感のなかにいた栗原さん。今では韓国語を勉強し、ギターを習い(すでにかなり上達されているとの情報⋯⋯ !)、新雑誌を創刊し。悲しさは消えることはないけれど、それを隠さずに前を向いて歩いている姿を見せてくれていることは、本当に価値が高い、有難いと思います。
私の心の中には、「喪失感と悲しみを抱き続ける道」と「元気を出して前向きに生きる道」の2つがくっきりと並んでいます。いまだにひとりになると、ふと思い出しては涙が溢れる日々が続いていますが、このところようやく、“悲しみの道”から“元気な道”へ、小さな橋を架けてみようか、という気持ちが芽生えてきました。ーー「栗原はるみ」1月号「はじめに」より
「元気な道へ橋を架ける」っていいですよね。「悲しみの道」をなかったことにしたり、無理に乗り越えようとしなくてもいい。ただ「橋を架ける」。
イメージする力は、人に備わった特別な力です。この雑誌には栗原さんが「展望する未来」があって、それは簡単に実現できちゃうようなものではないけれど、編集部もその「景色」を共有し、私たち読者にそれを見せてくれようとしている、そんなふうに感じています。
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