94

「白と黒のスニーカー」が日常の相棒!ワンピースやパンツ、どんなスタイルにも【岡本敬子の50代ファッション】

38

ミモレの連載「好きな服を自由に着る!」で人気の服飾ディレクターの岡本敬子さんが、このたび新刊『私の定番』を刊行されました。この本の中で「誰かに決められた『定番』なんていうものは自分にとってはしっくりきません。ひとりひとり『定番』というものが違うからこそ見ていて楽しいし、着ていて面白いのではないかと考えています」と岡本さんが語られている通り、日々のスタイルを作る愛する“定番アイテム”がたくさん登場します。
今回は新刊のなかより、愛用の白と黒のスニーカーとその着こなしをご紹介します。
 

ストレスなく軽やかに歩けるスニーカーが力強い相棒に

ジャケット/ LAUREN RALPH LAUREN オーバーオール/ GARMENT REPRODUCTION OF WORKERS スヌード/ブランド不明 スニーカー/DANSKO バッグ/光原社(カムパネラ) サングラス/ LUNETTES KOLLEKTION

クールなジャケット、エレガントなトレンチコートやワンピースなど、コンサバティブにまとまりがちなアイテムにあえてスニーカーを合わせるのが好き。まとまらないって重要なんです。この日も少し野暮ったさのあるツイードジャケット×オーバーオールデニム×機能的なハイテクスニーカー×エスニックなバスケット と、統一感のないアイテムをごちゃ混ぜに着る感じが面白くて楽しい。ワンピースにいつもの革靴を合わせるところをスニーカーに変えたり、あまり難しく考えすぎない方が良さそう。
 

冬に着たくなるベージュは、スタイリングにリズムをつけて

トレンチコート/Harriss  タートルカットソー/Le pivot  フェイクファーベスト/kitta  スカーフ/Hermès  パンツ/ COGTHEBIGSMOKE  ベレー帽/Lola Hats  スニーカーー/CAMPER   竹かごバッグ/Pili  サングラス/megane and me

冬に必ず着たくなるベージュは、スタイリングにリズムをつけたいのでクリーム、キャメル、ホワイトなどを重ねて、この日のようにコーディネートにグラデーションを作ります。重たくなりすぎないよう、竹かごバッグを合わせて軽やかに。
 

愛用のモノトーンのハイテクスニーカー

(右) DANSKO、 (左) SALOMONのスニーカー
歩くことが生活の基本となった今、ラグジュアリーな靴とはすっかり無縁になりました。明治神宮など近所をウォーキングするのが毎朝の日課なので、その時にも足元はもちろんスニーカー。オンオフ限らず、ワンピースやパンツ、どんなスタイルにでも合わせます。スニーカースタイリングはあまり難しく考えすぎないことが肝。ハイテクスニーカーが基本ですが、ボリュームがある足元はスタイリングに抜けを作ってくれるので意外と万能。スニーカー初心者は、こんなモノトーンを選ぶと手持ちの服に馴染みやすいと思います。


岡本さんのスニーカーの着こなし、いかがでしたでしょうか。新刊 『私の定番』には、岡本敬子さんの愛する定番とその着こなしがたくさんご紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね。

岡本 敬子

アタッシュ・ド・プレス、「KO」ディレクター。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを担当。独立し、アタッシュ・ド・プレスとして複数のブランドを担当しながら、2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げている。現在はnanadecorにて「KO」ラインを、千駄ヶ谷のショップ「Pili」のディレクションも手がける。instagram:@kamisan_sun

『私の定番』
岡本敬子 著 光文社 1980円

ミモレの連載でもお馴染み、大人気ファッションディレクター岡本敬子さんのスタイルブック。今回のテーマはずばり“定番”。よくある無難さとは一線を画す、「好き!」が詰まったアイテムが集まり、目にも楽しい1冊。好きな服に袖を通して、軽やかにおしゃれがしたくなる。千駄ヶ谷のセレクトショップ「Pili」でディレクターも務め、そのセンスで絶大な支持を得ている著者の、唯一無二のスタイリングを集めて紹介します。



撮影/小川真輝 (物)、 三瓶康友(スタイリング)
ヘア&メイク/福場みどり
文/柿本真希
構成/ミモレ編集部

前回記事「冬のヘアアレンジ、まとめ髪に合わせたものは?【岡本敬子の50代ファッション】」はこちら>>

岡本さんのインタビューはコチラ>>