新年、あけましておめでとうございます!

新年のご挨拶ブログも、はや3回目。何を書こうかなあ……と、2022年に作った記事をひととおり見返してみたんですが、個人的なものも含め、思い入れのある記事が多すぎて。

大好きな俳優さんにインタビューさせていただいたり(昨年のご挨拶ブログを読んでくれた方は、どなたのことかすぐわかりそうですね笑)、逆に、取材でお会いしたらご本人があまりに素敵で一気にファンになってしまったり。いつかお仕事をお願いしたいと思っていたイラストレーターさんとやっとご一緒できたり、自分よりずっと若いライターさんの言葉のみずみずしさにワクワクしたり。

どれにもそれぞれ特別があって、「とくにこれ!」とは言えないなあと。編集者としてこれほど幸せなことはないですし、この仕事の面白さをそれもすべて、記事を読んでくれる皆さんのおかげです。本当にありがとうございました!

そう、甲乙つけられない。つけられないんですが。

そう前置きしたうえで、12月下旬から順次公開した「エンタメベスト2022」企画の話をさせてください!

タグを埋め込んでおいたので「エンタメベスト2022」で検索いただければ全ての記事が出てきます!

ちなみになんでこれを取り上げるかと言ったら、怒涛の入稿作業を終えたばかりで「自分頑張った……まじで頑張った……」という達成感がいまだフレッシュだから……。すみません。

2021年から始めたこの企画。今年は私が連載やインタビューでお世話になっているライターさん7名に参加いただいたのですが、手探りだった初回と異なり、みなさん今回は企画の全体像を把握している分、より練度の高い原稿を上げてきてくださって、じつに読み応えのある記事になってます! 

さらに今回は企画に厚みを持たせるべく、ベスト5のほかに統括コラムもお願いしてみました。これが本当に、ライターさんそれぞれの好みや個性がはっきり出ていて面白いです! ぶっちゃけ、作品を見なくても文章だけで満足してしまいそうなくらい、これはこの人にしか書けないなという名文のオンパレード。

「1年を振り返ることで、まだ観ていない良作に出会うきっかけにしてほしい」というのがこの企画の趣旨ですが、個人的には、自分と好みの合うライターさんを見つけるためのインデックス的な企画になればいいな、という気持ちもあります。

エンタメコンテンツはここ数年で驚くほどジャンルが増えて視聴環境も多岐にわたって、正直、“探しきれない”状態だと思うんですね。だからこそ目利きの存在がありがたいというか、この人のおすすめなら間違いない! という人を見つけておけば、好きな作品に出会うこともずっとラクになるし、エンタメをより気軽に楽しめるようになるんじゃないかなと。

実際、ベスト5でも作品の被りは本当に少なくて、ミモレの執筆陣の多彩さ、守備範囲の広さを再認識しました。いやみなさん、いつ寝てるんだと心配になるくらいに、本当によく観てる……! 

おかげで初回よりもさらに密度の濃い企画にできたんじゃないかと自負しております。が、その反面、ここもっとこうすればよかったなという反省点もやっぱりたくさんあって、企画を育てることの楽しさを味わわせてもらっています。

ミモレでエンタメの記事を書いてくださっているライターさんは他にもいらっしゃるので、次回はぜひその方たちにも参加いただけたらいいなと思いつつ、これ以上拡大させると私一人ではさばけなくなるというジレンマもあり、悩ましいところです。というかそもそも、一年で一番忙しい年末進行のタイミングになんでこんなハイカロリーな企画をやっているんだ私は……?

ちなみに2022年のクリスマスは、ライターぐみさんもベスト5に選出しているインド映画『RRR』で発散してきました。一部でカルト的熱狂を生んだ『バーフバリ』シリーズのS.S.ラージャマウリ監督による最新作。スカッとしたい人、何も考えずに笑いたい人、とにかく面白い映画が観たい人には超絶おすすめです!! わざわざイヴに、川崎チネチッタの無発声応援上映回(サイリウム、鈴、タンバリンなど持ち込みOK。さらにライヴハウス「クラブチッタ」監修による重低音バフ仕様)を選んできた家人。我が家のクリスマス、年を追うごとに「いかに面白く過ごすか」がテーマになりつつあります……

イッキ見もしやすいお正月休み、作品選びの参考にしていただけたら嬉しいです!

そして2023年も、笑えたり、ホッとしたり、ちょっと考えさせられたり。これ読めてよかったな、そんなふうに思っていただける記事を目指していきたいと思っています。

2023年も、どうぞよろしくお願いいたします!