ファッションエディターの発田美穂さんが、大人世代におすすめしたいアイテムやコーディネート術、テクニックをご紹介します。

今年は、少しずつではありますが、年末の宴や忘年会的なことができるようになってきましたね。仕事関係の仲間や学生時代からの友人と「カンパーイ!」とできるのは、やっぱりうれしくて楽しいものです。「お疲れちゃん、私たち! いや〜働いた、働いた。本当に頑張ったよね!」とか、お互いを労いあう。なんと美しい光景。

 

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さてさて、いつもちょっとだけ考えてしまうのが、そんな冬の集いの装い。気の置けない友人との集まりですし、そんなときに選ぶお店も基本はカジュアルでコージー。でもほんのちょっとだけ、華やかさや可愛さ、女らしさが欲しい。

そんな気分のときに重宝しているのが、このニットです。

久しぶりの忘年会&新年会で服装に迷う…“袖ぽわん”ニットがちょうどいい甘さと華やかさ!_img0
ニット/ボールジィ スカート/エムセブンデイズ

これ、袖口のリブの上がふっくらぽわんとしていて、カジュアルな甘さがなんとも可愛いデザイン。襟ぐりも少しだけ横に広く、顔まわりにもひとさじの女らしさをプラスしてくれています。

私の場合、思いっきりフェミニンなデザインのニットだと、昭和な顔立ちと相まって甘くなりすぎる傾向にあるのですが、これは、その点もちょうどいい!  編み地がローゲージっていうのもカジュアルな要素なので、そのバランスもすごくしっくりくるんですよね〜。

久しぶりの忘年会&新年会で服装に迷う…“袖ぽわん”ニットがちょうどいい甘さと華やかさ!_img1
ニット/ボールジィ スカート/エムセブンデイズ コート/ドゥロワー(4年前に購入したもの) バッグ/ザロウ ブーツ/ブレンタ

この日は白のふんわりスカートを合わせて、私的MAXスウィートコーデ、って感じですが、例えばマニッシュなワイドパンツと合わせたりすることも。

この手の“袖ぽわん”やボリューム袖、と呼ばれるデザインのニット、今年は本当によく見かけました。シャツもカットソーも、そしてニットも。袖コンシャスなデザインが、この秋冬らしさのカギかも。

さてさて! 最後になりましたが、今年もこの連載を読んでいただきましてありがとうございました! 私を担当していただいているエディターの幸山さんに教えていただいたのですが、ミモレ内の「同一著者、同一連載タイトル」での最長寿連載とのこと! ありがたい〜〜!! 

と言っても、以前から読んでくださっている方ならご存知かと思いますが、長らくサボっていた時期もあったので、厳密にいうと若干のインチキではあるんですが……(編集部の皆さん、その節はご迷惑をおかけしました……)。それでも、やっぱり、長く続けてこられてうれしい限り! みなさま、良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いいたします!

ファッションエディター発田美穂さんの冬の私服スタイル。お気に入りコートからニット、タイツまで!
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構成/幸山梨奈
 

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