こんにちは、エディターの昼田です。
「なぜ人はモノを捨てられないのか? 」
この数年、断捨離を繰り返して分かりました。それはクローゼットに「魔物」がいるから。「アイツ」と呼んでみますが、持ち主の足を引っ張ろうとするこのやっかいな魔物のことを今日はお話したいと思います。
アイツは、誰のクローゼットにも住んでいる。
アイツはあなたが服を捨てようとする時、こんなふうに耳元で囁いてくる。
「その服捨てたら、着る服に困るからな。知らないぞ〜」
「その服捨てたら、ダサいって言われるぞ! 」
「その服捨てたら、おまえの価値はないからな」
「その服捨てたら、2度と同じものは手に入らないからな。後悔するぞ! 」
「その服捨てるなんて、勿体無いことする奴だ。おまえは人でなしだ! 」
こんな感じで将来への不安を煽ったり、過去のトラウマを思い出させたり、自己否定してきたり、罪悪感に訴えかけてきたり。まぁ非常にやっかいな奴なんです。
アイツの正体。それは残念ながらあなたの思考(マインド)が生み出したもの。幼い頃に親や先生に言われてきたこと、環境、過去の経験、思い込みなどによる観念が魔物となって現れるのです。たとえば、「モノは大事にしなければいけない」「何があるかわからないのだから将来への備えをしなければいけない」「私にはたいした価値がない」「私はおしゃれではない」など。
アイツの特徴はまだあります。
他人の目を気にして買った服が増えると大喜びし、知名度や値段などスペックに惹かれて買った服、もう着ないのに将来のためにとっておく服も大好物。そして耳元でこうささやきます。「いいぞ〜おまえの価値は服だからな。服がなくなるとおまえの価値はないんだ」
どんどん巨大化していきます。
断捨離前の私は、巨大なアイツを飼っていました。昔に比べたら小さくなりましたが、それでもいるんですよ。
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