実は「ブルベ肌」なのに、年齢を重ねた肌を「私はイエべ肌」と思い込んでいる人が多くなっているとか。 “なにを着ても似合わない”や“メイクがくすんで見える”方は、肌の方向性を見極めてみてはいかがでしょうか。髪色やメイクの印象プロデュースサロンFaNNa ginzaの尾形光咲さんに、似合う髪色とメイクアップカラーをアドバイスしていただきます。

 
 

パーソナル診断士・イメージコンサルタント
尾形光咲さん/FaNNa ginza(ファンナ銀座)

日本顔タイプ診断協会1級アドバイザー、骨格診断アドバイザー、パーソナルカラーアナリスト、似合うメイクアドバイザーなど、さまざまな角度から個人の美しさを引き出してくれます。

私が体験します!

原田あゆこさん・50歳


「自分ではイエベだと思っていますが、
イエベ系の髪色や服が似合わない気がしています」原田さん


尾形さん―― 一般的に、肌タイプはブルべ・イエベのどちらかに分かれるものだと思われていますが、実は中間の“ニュートラル”という方もいるんです。

原田さん―― そうなんですか! 私自身、昔から自分の肌がどちらなのかわからなくて、なんとなくイエベなのかな? って。もしかして、ニュートラルなのでしょうか?

尾形さん―― 原田さんの肌は透明感がありますが、血色もそれなりに感じるタイプ。そのため、イエベに感じたのかもしれません。けれど原田さんはブルべタイプで、このような方は黄み系より青み系を足すことで美しさが増します。また原田さんのように黒目が強く、白目との境がはっきりした方は、パキッとした色でも違和感なく取り入れられるのが特徴なんです。

原田さん―― 私はブルべなんですね。新発見!

尾形さん―― 総合的に判断すると“ブルべ・サマータイプ”で、クリアな色がとてもお似合いです。特に明るい青み系の色をまとうと、透明感が高まって上品な雰囲気になれますよ。ところで、原田さんは顔立ちがはっきりしているので、なんとなく今流行りのくすみカラーなどを選んでしまいませんか?

※ライター撮影

原田さん―― 確かに。でもくすみ感のある髪色や服だと、なんとなく暗い印象に見えて……。
あと、髪に黄みが出ると顔全体が沈んで見えるというか。今はマットなオレンジブラウンの髪色ですが、ベタッと重い感じが気になります。髪色が顔になじんでいない感じもするし……。

尾形さん―― ブルべ・サマーの場合、一般的に黄みが強調されると透明感が失われて野暮ったい印象になりやすいです。また、くすみカラーは持ち前の肌の透明感が消されてしまう傾向がありますから、原色に対して白の割合が多い、明るく澄んだ色を選ぶとよいですね。

 
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