便利なものでも、使い方を間違えるとトラブルが起こってしまうもの。コミュニケーションツールであるLINEを日常的に使っている人は多いですが、「40、50代ならではのトラブルの傾向」があるようです。

 

40、50代が経験したLINEトラブルとは?

 

40、50代の女性が多い「mi-mollet(ミモレ)」読者に、「LINEで経験したトラブルは何か?」とアンケートをとったところ、主に4つの傾向がありました。

LINEトラブル1:既読スルーをされた(もしくは、自分がして怒られた)


・既読になっているのに、しばらく経っても返信してこないので、嫌な気分になった。
・時間がなくて返信できず、既読だけしていたら、相手に「無視?」と不愉快に思われた。
など。

おそらく学生(&若い世代)と中高年では、LINEの使い方は随分違うところはあるでしょう。
相手が中高年の場合は、「相手から(すぐに)返事は来るものだ」という期待はなくしたほうがいいことも。
大人になると、学生とは違って、「読めるときに読んで、返信できるときに返す人」のほうが増えてくるので、そっちがスタンダードだと思ったほうが「返信を待つストレス」は軽減されるでしょう。
「既読=読んだ。あなたの思いは受け止めた」くらいの解釈をしたほうが、メッセージを送ったほうも気が楽になります。
もし、急ぎの返事がほしいときは、通話したほうがいいこともありますしね。

現実的に、返信する時間がないときに、「後でお返事するね」といちいち送るのも野暮ったいことがあるし、逆に長めのメッセージに対してスタンプだけで返事をしたら、相手に「あしらわれた(返事の手抜きをされた)」と思わせてしまうところもあるので、下手な返信はしないほうがいいこともあります。

ただ、厄介なことに、既読をして返信しないことで、「あなたの意見に同意しません」という意思表示をする、なんてパターンもあるので、ややこしいのですよね。
そんな誤解を避けるために、ネット検索すると、「既読を付けずにメッセージを読むためのノウハウ」が色々と出てくるほどです(苦笑)。
そもそもLINEのシステムが「既読がつかない」ように変わるだけでも、随分、ユーザーの心を穏やかにするのではないか、思うのは、私だけでしょうか?

LINEトラブル2:喧嘩が勃発した


・話がかみ合わず、喧嘩になった。
・LINEグループで喧嘩が始まり、仲裁したら私まで攻撃の対象にされてしまった。
・ママ友のLINEグループでバトルが繰り広げられた。
など。

対面や通話であれば、たとえ相手が怒っていても、表情や声色に「悲しみ」や「悔しさ」がにじみ出ていたり、場合によっては、「愛情がある故の叱り」であるのが感じられたりするので、相手がどんな思いを抱いているのかを理解しやすいのですが、LINEのトークやメールの場合は文字だけなので、ダイレクトに“言葉の意味”だけが突き刺さってしまいます。

たとえば、「ひどい!」という言葉1つにしても、対面で涙ながらに言われたら、相手の悲しみが伝わるので、「あぁ、悪いことをしたなぁ」と反省することもありますが、LINEで文字だけだと、単に自分を責められているような“攻撃的なメッセージ”に感じてしまうでしょう。それで反撃して、喧嘩に発展してしまうことも。
LINEのトークやメールは、「(実際の)発信者の感情」よりも、「読み手の解釈次第」で展開が変わってしまうところがあるので、すれ違ってしまうことが多いのです。

なかには、「LINEのトークは、対面で言いにくいことも伝えやすいから便利」だと思っている人もいます。ただし、それは、「相手のことが見えないので言いやすいから」「相手に一方的に自分の思いを伝えられるから」というところもあるでしょう。
「自分の思いを相手に受け止めてもらいたい」と思うのは、誰もが抱く感情ではありますが、無理やり押し付けても、いいコミュニケーションはできません。
結局、それが「LINEでの喧嘩がエスカレートしやすい理由」にもつながります。
それについては、次のページで紹介します。

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【漫画】やってしまったぁ!LINEのうっかりミス
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