本当の意味で、人間関係が上手な人は、単に表面的に取り繕っているわけではありません。“人とうまく付き合っていける思考”を持っていることが多いのです。
どんな思考を持っていると、人と上手に付き合っていけるのでしょうか。

 

人間関係がうまい人の思考1:「相手は悪気がないんだ」と思う

 

「心は見えないから、何を思っていても構わない」と思いがちですが、実際は、どんな思いを抱いているかによって、言動も変われば、表情、雰囲気も随分違ってきます。
それが知らぬ間に相手に伝わってしまっていることが多いのです。

たとえば、意見の合わない相手に対して、「この人には悪意がある」と考えてしまうと、相手を警戒したり、「敵」と見なしたりしがち。そうすると、相手の言動に対して強く抵抗してしまうこともあるでしょう。

人間関係がうまい人は、「この人は、悪気があるわけではない」というのを前提に、相手のことを深く見ます。だから、相手の思いや事情などを察知できるのです。
そうすると、相手に対して理解のある言動を見せられるので、相手も「この人は、自分の味方だ」と思い、心を開いてくれるようになるところはあるでしょう。

よほどの悪人でない限り、基本、自分なりの正義を持っていたり、事情があったりするし、「いい人でありたい」と思っていることが多いものです。
そんな“善人であろうとする人たち”が、お互いの持つ「正義や価値観の違い」によって、相手を「悪者」と見なして仲違いをしてしまうことのほうが少なくないのです。


ダマす人まで信じる必要はない


ただし、「ダマす相手に対しても、警戒しないで信じたほうがいい」なんて言っているわけではありません。世の中には、悪意を持った“本当の悪人”もいますしね。
ただ、日頃から、人に対して、「この人は、悪気があるわけではない」というのを前提に、相手のことを深く見ようとする人であれば、そんな「相手の裏側」にも気づきやすくなるところはあるでしょう。

大概、そういう悪い人の目的は、「お金をだまし取ること」であるパターンが多いので、日頃から相手が善人であろうが悪人であろうが、極力、「お金に関する(儲け)話には乗らない。契約事には気を付ける」ようにしておくことは大切。
トラブルが起こったときには、たとえ相手が善人であっても、人間関係は壊れますしね。

次に紹介するのは、「“仲違いしやすい人”の多くが見落としがちなこと」だと言っても過言ではありません。次のページをご覧ください。

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