スタイリスト福田麻琴さんが、身の回りの”愛するモノ”について語ります。

 

私はアクセサリーポーチにしていますが使い方は色々。
アニヤハインドマーチのBESPOKEシリーズです。
ポーチに限らず、バッグやキーホルダー、パスポートケースなど様々な商品にイニシャルを刻印することができます。
最近イニシャルを刻印できるアイテムは増えているような気がしますが、このBESPOKEシリーズの最大の魅力は、手書きのメッセージやイラストも刻印できるところです!
素敵すぎる!
こういうところ、さすがのユーモアだなぁと思います。

このアイテムに出会ったのはだいぶ前ですが、ポーチを探していたというよりは、子供が文字を書けるようになって、あまりにも可愛いその文字をどうにかとっておきたくて探し始めたのがきっかけです。
この世の!? 刻印シリーズを調べまくりましたが、実際にちゃんと使えて、長く愛せて……となると結構限られてくるもの。
アニヤハインドマーチは自分もバッグや携帯ケースを愛用していたこともあり、チャーミングなブランドということは知っていたので、少々値段はしましたが思い切ってオーダーしました。
子供が描いた落書きのような文字とイラストを持ってお店に行ったことを今でもはっきりと覚えています。
そして出来上がってきた時の感動も!

 

写真や映像、声と共に、文字というのもその時だけのもの。
そういうものを残しておけるというのは本当に素敵なことだと思います。
このポーチが目に入るたびに、あの頃の無邪気な笑顔がよみがえってきて、なんとも言えない幸せな気持ちに包まれます。
幸せ〜。
中に収納するジュエリーや時計にもそれぞれ懐かしいストーリーがつまっていますが、もしかしたら、それを収納するこのポーチの方が私にとって何にも代え難い宝物かもしれません。
字も絵も、もっと上手に書けるようになった今、また何かを残しておきたいなぁ。
何か書いて(描いて)もらおうか、それともこっそり自由帳からピックアップしようかなぁ。

 

写真・文/福田麻琴
 


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