ワークチェア選び&試座する時のチェックポイント
ここで筆者なりに、「長時間のデスクワーク」に向いているワークチェア選びの基本的なポイントをまとめてみます!
いる? いらない? 機能面で見るチェックポイント
●素材:メッシュ/クッションの選択
長時間の使用や夏場の蒸れ防止を優先させるなら、メッシュ素材がおすすめ。
●背もたれ:前傾サポート機能/リクライニング調節機能
腰の負担が気になる人は、これらの機能があった方が負担軽減につながる可能性大。
●アーム:あり・なしの選択
肩凝りに悩む人は、腕の重さを支えて肩の負担を軽減できるアームありがおすすめ。
●座面:高さや奥行きの調節
座面を動かせることで、腰のホールド感やフィット感がアップ。
●オプション:ランバーサポートのあり・なしの選択
パソコン・筆記作業がメインの人は、ランバーサポート付きを選択肢に。
●その他:ヘッドレストの有無、カラーのカスタマイズ
ワークチェアでリラックスもしたい、部屋に合わせた色にしたいなど、好みで選択。
予算はもちろん、自分の仕事スタイルと照らし合わせて、あったらいいもの・なくてもいいものを考えてみることで、比較検討がしやすくなりそうです。
試座する時のチェックポイント
ちなみに、ショールームで試座する際には、以下のことに注意すると良いそう。
「ショールームの展示品は前に座った方がお試しになった状態になっていることが多いので、多機能モデルは特に、そのまま座ってしまうと“なんか合わないな……”と感じることも。自分好みに細かく調節してから座っていただくことで、正しく比較検討しやすくなると思います」(横川さん)
確かに、前傾やリクライニング、座面の奥行き、ランバーサポートなど細かく設定できるワークチェアが多いので、例えば2つの椅子を試座する時は、2つとも自分の体に合わせて調節してから比較したほうが、違いが分かりやすそうです。ただし、調節レバーやアジャスターなど、何をどう動かせばいいのか初見では難しいため、アドバイザーの方にサポートしてもらうのが確実かもしれません。
「20万円台」の高級ワークチェアで感じたこと
お次は、横川さんイチオシ! というオカムラの「ContessaⅡ(コンテッサセコンダ)」。
「コンテッサⅡの特徴は優れた操作性です。多機能の椅子って、基本的にレバーが座面の下についていて、座りながらだと調整が難しいんです。ですが、このコンテッサⅡは、座りながら手元の右のレバーで座面の高さを変えられ、左のレバーでリクライニングの固定解除が可能。リクライニングの反発もレバーのみで4段階調節ができます」(横川さん)
リクライニングの反発ですって、みなさん! 考えたこともありませんでした。調整すると確かに、体重を背もたれに預けた時の固さが違いました。好みに合わせて変えられるなんて素敵。
今までたくさんの商品を販売してきた横川さんですが、「コンテッサⅡはとても満足度が高く、職場にあって気に入ったからご自宅用に、という方もいらっしゃるほど」なんだそう。コンテッサⅡがあるなんてどんなリッチな職場なんでしょう……!
オカムラの最上位モデルということもあり、価格は20万円超。お値段が張るだけあって座り心地が極上で、座って後ろにもたれかかった時に、「なんだこの滑らかさは!」と思わず声が出てしまうほどでした。とにかく“スムース”。椅子にスムースなんて表現を使う日が来るなんて……。この感動、ぜひご体感あれ。
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