現在ニューヨークで撮影中の、SATCの続編ドラマ『And Just Like That…』シーズン2。ロケ風景の写真でサラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリーが、ジョン・コーベット演じる元彼のエイダンと再会するシーンがあることがわかり、SATCファンの間では物議を醸しています。

「50代での復縁」はアリなのか? SATC続編のキャリー&エイダンから考える“復活愛”成功の秘訣_img0

『And Just Like That…』撮影風景。写真:The Mega Agency/アフロ

エイダンは、映画版でキャリーがビッグと結婚した後、一度キスをして浮気してしまったこともある、因縁の元彼。キャリーの歴代の恋人の中でも恐らく誰よりも誠実にキャリーを愛し、優しくてロマンティックなエイダンは視聴者人気も高かったですよね。

 

奇しくも劇中のキャリーと同じように50代のJ.Loことジェニファー・ロペスが、昨年、約20年前の元婚約者、ベン・アフレックと復縁して結婚。そんなこともあり、50代になってからの昔の恋人との復活愛が、にわかにトレンドの兆し。あの頃は若さゆえに上手くいかなかったふたりが、年を重ねた今ならばやり直すことが可能なのかどうかを、考えてみたいと思うのです。

そもそも、復活愛が上手くいく条件とは、別れたことで相手の大切さと自分の至らなかった点にお互いが気づき、いかに以前とは変わった付き合いができるか。これにかかっていると思います。

キャリーの場合、自分を心から愛してくれて家庭的でコンサバな恋愛観を持つエイダンでは物足りず、プレイボーイで遊び上手なビッグを毎回選んでしまっていた。そう、キャリーは根っからの「追いかけられるより追いかけたい」恋愛体質な女。こういうのって「癖(へき)」なので、よっぽど痛い目に遭わない限り、年齢くらいでは変わるものではないのですよね〜。

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「セックス・アンド・ザ・シティ」シーズン4より。写真:Photofest/アフロ

しかも休暇には別荘に行きたがるエイダンとシティ派のキャリーでは、ライフスタイルも合っていなかったし……。エイダンに合わせていたキャリーは何だか窮屈そうで、あんまりキラキラしていなかった気もします。

 
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