「アラフィフの壁」を無理なく、軽やかに越え続ける漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんが、自らのアンテナに引っかかった事象を紐解く連載。前回に引き続き「物価高でもオシャレしたい! ただしアラフィフでも痛くならないように……」というなめ子さんが、ミモレでもおなじみの人気スタイリスト・室井由美子さんに「お財布に優しい、アラフィフの旬の着こなし」のコツを伝授してもらいます!
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アラフィフがコスパブランドの中でも「ユニクロ」を選ぶべき理由【辛酸なめ子×室井由美子】>>
本企画でユニクロ沼にハマり、3日連続ユニクロ通い
前回の「Uniqlo U」のコーデ企画で、実際に試着してみたらハマってしまい、2023年春夏コレクション発売後3日連続ユニクロに通ってしまいました。前に買ったUNIQLO and MARNI のスカートが990円になっていたのに軽いショックを受けつつ、気を取り直して「Uniqlo U」のバッグを複数とジャケットなど購入。お店に通い、どれが人気があるのか、売れ具合を観測していました。自分が購入した品が残り少なくなってくると妙に嬉しくなってきます。
今回は「Uniqlo U」に続いて、モデル、アートディレクターでもあるイネス・ド・ラ・フレサンジュが手がける「INES DE LA FRESSANGE」、そしてユニクロのオリジナル商品でも室井由美子さんにスタイリングをお任せいたしました。クリストフ・ルメール、イネス・ド・ラ・フレサンジュと、フランスづいています。まだ行ったことがないフランスのセンスをリーズナブルに取り入れたいです。
「INES DE LA FRESSANGE」は、世界的に有名なモデルが手がけるラインとのことで、やはり割高なのでは? と、まず価格帯が気になります。かつて日本に店舗があった懐かしいTOPSHOPのケイト・モスのラインもまあまあ高かった記憶です。しかしユニクロのショールームで目に止まったジャケットを見ると6990円、パンツ4990円、と手頃な価格で高揚。
「展開している店舗が少ないので、なるべくお早めの入手をおすすめしています」と、ユニクロのPR担当の方。いったいどの店舗に行けば確実に手に入るか伺うと「都内だとおすすめはUNIQLO TOKYO店です」とのこと。全バリエーションが揃っているそうです。他の店舗で見つからない品を発見することも多く、もはやユニクロのハブ空港のような店舗です。確かにUNIQLO TOKYO店であきらめていた「ユニクロ+J」を見つけて購入した記憶があります。
「INES DE LA FRESSANGE」アイテムで、全身1万円台でフレンチシックコーデが完成
そんなユニクロ情報をインプットしながら、室井さんの「INES DE LA FRESSANGE」コーデを着用させていただきました。
ピンクのカーディガンが色鮮やかでパンツのラインとマッチしています。そこにシルバーのバレエシューズを合わせると洗練度アップ。1500円の激売れバッグに、「INES DE LA FRESSANGE」のスカーフを巻くと15000円くらいに高見えします。PR担当の方に詳しい価格を伺うと、カーディガン3990円、パンツ4990円、スカーフ1990円、バレエシューズ3990円という安さでした。全身1万円台でフレンチシックが完成。ユニクロでバレエシューズも売っているとははじめて知りました。濃いピンクのような冒険色もこの安さなら取り入れられます。イネスピンクは甘すぎず、セクシーすぎない絶妙な色合いでした。フランス女性へのあこがれが募ります。
「イネスはデザインにこだわっていて女性らしいシルエットなので大人の女性におすすめです。色物が着たい人は今回のようなピンクを取り入れてみては?」(室井さん)
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