2月19日、英国では恒例のビッグイベント「英国アカデミー賞授賞式」が行われました。3年ぶりにウィリアム皇太子とキャサリン妃ご夫妻も出席をされ、ラブラブムードたっぷりにレッドカーペットを歩かれる姿が注目されました。
ここでもドレスコードはやはり、“サステナブル“ということで、キャサリン妃は着回しドレスをチョイス。更には、さすがファッションアイコン&着回しクイーンと称される皇太子妃、あっと驚く挑戦もされたんです。
最新のレッドカーペット・ファッションと、着回しビフォー&アフター、そしてキャサリン妃が初めてチャレンジされた小物使いについても、ダイアナ元妃やエリザベス女王の着こなしと比較しながら、考察していきます。今回はちょっと辛口な私ですが(笑)お許しくださいませ。
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ブラック&ホワイトの夫婦リンク・コーデ
2023年2月19日、第76回英国アカデミー賞(BAFTA)に出席。ロイヤル・フェスティバル・ホールにて。 ドレス/アレキサンダー・マックイーン 黒のベルベットのグローブ/コーネリア・ジェームズ 黒のベルベット・クラッチ/ジミー チュウ ゴールドの靴/アクアズーラ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
こちらがご夫妻のファッションです。パッと見てわかるように、ブラック&ホワイトで揃えられたお二人がとてもクールでスタイリッシュですね。
ウィリアム皇太子のジャケットは、なんとトム・フォード!! ピークトラペルにダブルのベルベットという上級デザインを、高身長で鍛えられたボディありきの皇太子が見事に着こなされています。
一方キャサリン妃は、2019年の同イベント(英国アカデミー賞授賞式)で着用されたドレスを着回し。本来、ドレスの着回しというとかなり難しいですが、キャサリン妃はこんなふうにイメチェンです!
肩の装飾を変え、グローブ着用で、イメージを一新
(左)2019年2月10日、第72回英国アカデミー賞(BAFTA) 。 写真:Press Association/アフロ (右)写真:代表撮影/ロイター/アフロ
左が4年前で、右が今回の着こなし。イメージががらりと変わりましたね。
その要因は、まずドレスの肩の装飾。同素材のお花のアップリケが、プリーツの巨大ボウのようなデザインにチェンジ。ドレープのように歩くたびに揺れ、ゴージャス感が増しました。かつてのガーリーで可愛いイメージから、シャープでクールな印象へとシフト中のキャサリン妃を、ここでも象徴しています。
そしてなんといっても、グローブの存在!
これによって清楚な印象だった白のドレスに、黒の強いアクセントが加わり、クラッチの黒、センターパーツでストレートのヘアスタイルとともに、全体の印象を大きく変えました。
見えにくいですが、今回靴はゴールドを合わされていて、これは恐らく、新たなイヤリングに色の系統を合わせられてのことでしょう。この大ぶりイヤリング、実はZARA! 今シーズン(まだ販売中)の物で、アレキサンダー・マックイーンのビスポークドレスにZARAと、ハイ&ローのミックスコーデもキャサリン妃らしく、お得意とするところですね。
このように、小物使いやヘアスタイルがいかに全体の印象を決めているかがわかります。
ですが……このキャサリン妃の新たなチャレンジについて、物申したい!
このグローブは正解?それとも失敗?
イヤリング/ZARA 黒のベルベットのグローブ/コーネリア・ジェームズ 写真:REX/アフロ
正直なところ、初見でこのグローブにとっても違和感を感じました……。
理由は、ドレスとの相性。ワンショルダーに加え、肩には以前よりも大きな装飾がつけられ、これだけで充分、このドレスにポイントがあります。
しかし更に、対反する強い色のグローブをプラス。しかもオペラ・グローブという、最長でフォーマルなものを選ばれたキャサリン妃。
ワンショルダーの斜めのラインに繋がっている向かって右側は、パーフェクトとは言えないまでも許容範囲。しかし左側から見るお姿は……残念ながらいただけない!! 肩から揺れているボリューミーな装飾の隙間から、黒い腕が……ちょっと恐いかも。
ドレスがもっとシンプルなデザインで、肩や腕が露出されていたら、このグローブが映え、もっと素敵に見えたたはず。本来、オペラ・グローブを着用する際には、上腕がチラリと見えるのが美しいとされているんです。試しに、黒いグローブを隠して見てください(笑)。ドレスとイヤリング、黒のクラッチだけで充分に素敵です!
では、キャサリン妃の師となりうる、先輩プリンセスの方々のグローブ・スタイルをご紹介します。
キャサリン妃が9年愛用する紺ジャケットの着回し7変化
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