先週、キャサリン妃が久々の晩餐会に出席されました。通常ならば年に2度開催されていた王室行事もコロナ禍の影響で、ここ数年自粛。最後に開催されたのが、2019年のトランプ前大統領の訪英時でした。2年ぶりに実現した、英国王室のゴージャスな晩餐会は、チャールズ新国王の即位後初ということで、キャサリン妃にとっても皇太子妃となられて初めてのホワイトタイイベントということに。
注目が集まったキャサリン妃のソワレスタイルからは、故エリザベス2世や、皇太子妃としての先輩、ダイアナ元妃への思いが感じられるジュエリーや勲章が身につけられていました。
フルコースとも言えるほど、過去最高の数のジュエリーをお着けになっていたにも関わらず、ジュエリー負けするどころか、サラリと気品溢れるキャサリン妃に感動しきり。
そんなキャサリン妃の晩餐会ファッションとともに、キャサリン妃が愛用されるロイヤル ジュエリーと、この度初めて登場した、“皇太子妃のジュエリー”もご紹介します。
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皇太子妃として初のソワレは、生前の女王同様、白をチョイス
こちらが、先週のキャサリン妃のホワイト・タイ・スタイルです。
クルーネックにケープ型のフィット&フレアーのシルエット。構築的な肩のまわりにはクリスタルなどの装飾が施され、後ろはトレーンもひく、とてもノーブルで上品なゴージャスさが光るドレスを初お披露目されました。
ご結婚前から、お気に入りの英国ブランド、ジェニー・パッカムのもので、オリジナルは実はウェディングドレスとしてデザインされましたが、背中の開きなど露出を無くし、晩餐会用ローブとしてアレンジされたキャサリン妃。
実は生前エリザベス女王も、ホワイト・タイでお召しになるドレスは白が恒例。キャサリン妃も、皇太子妃として初の晩餐会、そして尊敬する女王を見習い、同じ色のドレスを選ばれたのでしょう。更に、白のドレスがふさわしい理由として、エリザベス女王から贈られた、勲章が最も美しく映えるということ。
では、そんな勲章についてのご紹介します。もう少し寄った、こちらの画像でご覧ください。
女王から授与された勲章&記章
①Dame Grand Cross of the Royal Victorian Order(デイム・グランド・クロス)
肩に掛けられている、ブルーに赤と白のトリミングがなされたサッシュまわりに着けられた、2つの勲章。これらは、“Dame Grand Cross of the Royal Victorian Order”(デイム・グランド・クロス・オブ・ザ・ヴィクトリアン・オーダー)と称されるもので、1896年ヴィクトリア女王が設立された、君主に仕えたことが認知・評価される“ロイヤル・ヴィクトリア勲章”の中の、最高位にあたります。
2019年4月、ケンブリッジ公爵ご夫妻の結婚8周年記念と同じ頃、エリザベス女王からキャサリン妃に対し、任命&勲章授与をされました。今後キャサリン妃は、王室での生涯を通して、これらをホワイトタイイベントで着用され続けます。さらに注目されるのは、チャールズ国王からの勲章も加えられていくであろうということです。それがいつになるのか、私の予想は、きっと近い将来でしょう。
女王から授与された、勲章&記章
②ロイヤル・ファミリー・オーダー
もう一つ、キャサリン妃の胸につけられているのが、“ロイヤル・ファミリー・オーダー”。
こちらも、君主から個人的に授与されるものですが、違いは、ロイヤルファミリー内の女性王族へ授与されるという点。男性王族の皆様が、メダルを授与され胸につけられているように、こちらは女性を対象としたものです。とはいえ、公的なものではなく、あくまでも君主からの個人的な勲章という位置づけです。
ダイアモンドの中央には、前君主エリザベス2世のポートレートがイエローのリボンに下げられています。生前エリザベス女王から、“デイム・グランド・クロス”以前の2017年に、キャサリン妃へ贈られたもので、まず最初の勲章ということになります。君主によって、ポートレートはもちろん、リボンの色も変わり、こちらも、今後チャールズ国王の記章が増えることを期待しています。
2011年に一般から王室メンバー入りをされて約6年後、ロイヤルメンバーとしての務めが認められた証でした。
【写真】キャサリン妃&ダイアナ元妃が愛用する「シャネル」のバッグとジャケット
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