日々、そしてこれからの人生を元気に過ごすためにも、「老化につながる生活習慣はできるだけ改善したい」と思う方も、多いかもしれません。では、老化を決める要因には、どのようなものがあるのでしょうか? 山田悠史医師に聞きました。
教えていただいたのは……
山田 悠史
米国内科・老年医学専門医。慶應義塾大学医学部を卒業後、日本全国の総合診療科で勤務。新型コロナ専門病棟等を経て、現在は、米国ニューヨークのマウントサイナイ医科大学老年医学科で高齢者診療に従事する。フジテレビライブニュースαレギュラーコメンテーター、NewsPicksの公式コメンテーター(プロピッカー)、コロナワクチンの正しい知識の普及を行うコロワくんサポーターズの代表。カンボジアではNPO法人APSARA総合診療医学会の常務理事として活動。著書に、『最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM』、『健康の大疑問』(マガジンハウス)など。
Twitter:@YujiY0402
編集:年齢を重ねても、できるだけ健康でいたいと思っているのですが、「老化のしやすさ」のようなものは、遺伝で決まってしまうのでしょうか?
山田:そもそも、老化のスピードは個人によって大きく異なりますし、生まれもった遺伝子によって決定づけられるのは、わずか4分の1程度です。老化の大部分は、生まれた後の生き方が大きく関係している、と言えますね。
編集:そうなのですね。生活習慣の見直しのためにも、老化を決める要因について教えてください!
山田:老化を決める要因は非常に多岐に渡ります。その中で、3万人の被験者の遺伝子情報などをもとに、老化を決める要因をランキングしようと試みた研究をご紹介しますね。
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