生活スタイルに合う転職(再就職・起業)をしたケース


・夫が転勤になり、小学生の子供の転校が落ち着いた後、まずはパートで働いた。徐々に時間を増やして社会保険加入パート、常勤職員へと働き方を変えていった。
・シングルマザーなので、日曜、祝日は子供のそばにいたいので、自己流でパソコンを学び、営業事務の仕事に就いた。
・通勤時間と保育園の送迎を考慮して、住んでいる地域内で働けるところに転職(再就職)した。
・会社を辞めて、夫が始めた自営業の共同経営をすることにした。

など。

結婚している人にとっては、配偶者の転勤、退職によって、自分の仕事を変えたり、子供の成長によって、働くスタイルに変化を出していったりすることもあるでしょう。
「キャリアを積み上げていくこと」を目指すのか、「家族と過ごす時間」「プライベートの時間」を重視するのかは、人それぞれです。

たとえば、2人の小学生の子供がいる私の友人は、40代のときに近所にある市役所の契約社員になりました。とても穏やかな雰囲気の職場で、子供が夏休みのときは、お昼休みの時間に家に戻って、子供にご飯を作ってあげられるのがいいのだとか。

また、私の周りには、子育てが落ち着いてきたのを機に、その経験を活かしてベビーシッターの仕事をやっている友人や、放課後児童クラブ(学童)で働いている友人もいます。
もちろんそういった仕事は、資格をとる必要がある職種もありますが、どんな経験もキャリアに役立つのだと思うものです。

 

派遣社員として転職(再就職)するケース


・派遣社員から、同じ業種の他社の派遣社員として転職した。
・派遣社員なので、これまで数十社ほど、カードと保険関連のほとんどの会社で働いている。経験があると、他社でのスキルも優遇される。
など。

派遣法3年ルール(※同一の事業所の同一の部署において、同じ派遣社員の派遣を受けることは、原則として最大3年までとするルール)があると、その会社と直接雇用にならない限り、転職をする必要が出てきます。それだけでなく、数か月ごとの契約更新のタイミングのときは、3年経っていなくても派遣期間が終わることもあります。
それを「面倒」だと思うのか、「契約が終われば、また新たな環境に移れて、気分転換になる」と考えるのかは、人によって違うかもしれません。

私自身は、30歳まで演劇をやっていたこともあり、アルバイト、契約社員、派遣社員になったことがありますし、引退後は、正社員、役職付き正社員、そして、起業(社長業)を経験しています。
未経験だったライター&コラムニストの仕事を始めたのは、35歳の頃でした。そんな経験のある私だからこそ、個人的に感じていることがあります。それについては、次のページで紹介します。