だいぶ暖かくなってきたとはいえまだ季節の狭間。着るものに迷う日々ですね。そんな時にやっぱり便利なのがデニム。季節に左右されず、着こなしかたによってキレイ目にもラフにも。以前こちらで、キャサリン妃も実はデニムが大好きだということをお伝えしましたが、今回は結婚前から現在までの、デニムの変化についてご紹介します。
当然、一般人だった結婚前と、公爵夫人となられた結婚後ではデニム選びも変わり、何より着こなし方にも違いが。更に、王室メンバー入りから今年でもう12年! さりげなく、デニム選びにも進化も見られるんです。

思えばかつては、王室の公務スタイルとしてはダイアナ元妃すら着用しなかったデニムを、初めてキャサリン妃が採用! これも民間から嫁いだプリンセスならではと言えるでしょうが、大きな挑戦でもありました。そんなキャサリン妃のデニムスタイル、ビフォー&アフターと進化をご覧下さい。

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結婚前は、スローニー御用達「股上超浅めのフレアー」

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2007年4月20日、帰宅前にお買い物中。写真:Splash/アフロ

のちに義理の母となるダイアナ元妃がまさにアイコンだった、上流階級の子女スタイル”スローン・レンジャー”から影響を受け、その次なる時代のスタイルとなるのが”スローニー”。これこそが結婚前のキャサリン妃スタイルでした。

いわゆるリッチさが全面に出るファッションではなく、むしろ真逆のカジュアルでクール、セクシーなスタイル。その代表アイテムと言えるのがデニム。そしてシルエットでしょう。

学生時代から結婚前までのキャサリン妃のデニムのシルエットは、このようにフレアーが中心。そして股上も超浅め!!! 時に、屈んだ時の後ろ姿がセクシー過ぎに思える画像もあるほどです。

当時25歳のキャサリン妃が着用されているこれもですが、ディーゼルが超トレンドだった時代(ハリー王子も当時超ご愛用でした)。こんなデニムで、全身メリハリのあるボディラインを作るスタイルがお得意だったキャサリン妃です。定番のブルーは勿論、白や黒など、ベーシックカラーをバリエーションでお持ちでした。

実は私も、スタイル良く見せてくれる、このデニムシルエットが永遠に大好きです!

結婚直前は「股上浅めのスキニーをブーツイン」

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2010年12月13日、キングスロードでお買い物中。バッグ/トッズ 写真:Shutterstock/アフロ

これは婚約が発表された後、29歳の時のキャサリン妃ファッションで、フレアーデニムを愛用の一方で、スキニーの着こなしも増えていきました。

シンプルにキレイ目なフラットシューズと合わせることもありましたが、基本はブーツイン。この時のように、ダークカラーでシックに大人っぽくまとめたスタイルや、白のスキニー+アグのブーツといったカジュアルな着こなしまで、トラッドをベースにしながら様々な着こなしを楽しまれていました。

こちらもやはり、色はブルー、白、ブラックなどの定番カラー。股上も浅めが主流でした。

ではここからは、ロイヤルメンバー入りをされてからの”アフター”デニムスタイルです。

ロイヤルメンバーとして、キレイめデニムスタイルを確立!「スキニー+ジャケット」

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2014年4月11日、ニュージーランドを公式訪問中、ワイテマター港にて。ジャケット、スキニー/ザラ ボーダーTシャツ/Me + Em 靴/スチュアート・ワイツマン 写真:アフロ
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2011年7月6日、カナダ、アルバータ州のスレーブレイクを訪問。 ジャケット/スマイス ブラウス/ローレン ラルフ ローレン スキニー/J ブランド 靴/Pied-A-Terre 写真:Shutterstock/アフロ

では、ここからは結婚後のキャサリン妃のデニムスタイルです。
引き続きスキニーをご愛用……どころか、公私共にほぼスキニー! といってもいいくらい、公務でのパンツスタイル=スキニーでした。

時代のおしゃれアイコン、ダイアナ妃を含め、それ以前にはデニム(ジーンズ)といったカジュアルの代表ボトムは、王室公務では暗黙の了解的にNG(当時、私も内心驚きました)。
しかし、大好きなジャケットやヒールと組み合わせることで、きちんと感がアップ。現代のお仕事スタイルとして、キャサリン妃が頻繁に着こなされたことで、その地位を確立。今ではもう違和感を感じませんよね。

フィットしたサイズに加え、足首丈。一番細い足首の部分を見せつつ、ヒールを履くことで、脚は細く長く見える効果も、おそらく計算済みのはず。動きやすさは勿論、全身でカーヴィーなボディラインを作るべく、スキニーはぴったり。しかも、やはり股上は浅め。なのでセクシーさもありと、デニム=ラフにしないところが英国流、キャサリン妃流です。

なんといってもスキニーをキレイに着こなす最大のキーは、靴! どんな靴を選ぶかによって、全体の印象が決まります。スキニーという超カジュアルアイテムも、ウェッジやヒールのあるパンプス系を合わされているからこそ、お仕事スタイルとして成立したといっても過言ではないでしょう。

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