複雑な心情を見ごたえたっぷりに描きつつ、最強のアクションも


——久しぶりに『東京リベンジャーズ』の世界に入ってどんな感触が得られましたか?

吉沢亮さん(以下、吉沢):前作の経験があったので役づくりに悩んだりすることはなくて、すんなり作品に入り込むことができました。今回は僕が演じるマイキーの複雑な心情にフォーカスが当てられるのですが、そこも同じひとりの男として理解しやすかった点です。

吉沢亮「もう誰かの活躍を嫉妬するのではなく」熱く柔軟に成長する心地良さ_img1

 

——敵対するグループの血なまぐさい衝突が描かれる『血のハロウィン編』は原作でも人気のエピソードですが心が揺さぶられるシーンも多かったのでは?

吉沢:原作の漫画って、単なる不良モノではなく、ヒューマンドラマやミステリー要素が融合した見応えのあるエンターテインメントになっているんです。それが凝縮された『血のハロウィン編』という人気エピソードを前後編でじっくりと丁寧に映画化しているので、ディープなファンはもちろん初見の人でも楽しんでもらえる作品になっていると思います。個人的には後編の『決戦』(6月30日公開)で繰り広げられるアクションシーンの撮影が楽しかったです。最強キャラであるマイキーが本領を発揮できる部分なので(笑)。