どんな愚痴も全否定しない白石さん
本書の個人的な見どころは、なんといっても「平成の大学生」、今ではアラフォーの大人になったみなさんからの質問と白石さんのやりとり。18年間の月日を感じさせる人生の悲哀すら滲む質問内容に対して、優しさと辛口スパイスが絶妙なハーモニーを奏でる白石さんの回答をご堪能ください。
中年が座れるブラウンシートを作ってください。
白石さんからの答え
A.壊れそうなものばかり集めてしまっていた10代の頃はいずこ、今や、座れそうな席ばかり探してしまうガラスの50代として共感いたします。
しかし乗車しているのは結局中年の割合が高いので、ブラウンシートの競争率を考えると、残念ながら色分けもそれほど意味は無いかと存じます。ここ数年で、在宅勤務が新しい働き方として定着しました。併用するなどでご対応ください。
白石さんからの答え
A.遠くにあるのに近い食べ物はなんだ、という子供の頃の素朴ななぞなぞに即答で「老眼?」と答えた幼なじみのことを思い出しました。元気にしていますでしょうか。
諸行無常ではありますが、前述のなぞなぞの答えは、そばです。近くのものは見えづらくなろうとも、ご自身のそばにいる方達は見失わないよう、時に適切な距離感を保ち、離されないようにしていただければ幸いです。
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