ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメ選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1ヵ所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、新しいグラデーションアイの塗り方編です。
vol.50
変えてみない? 目のキワを締めるグラデーションアイから、縦3分割グラデーションへ!
今回、ご提案したいのは、アイシャドウパレットを使った新しいグラデーション塗りの仕方! 左写真は、王道のグラデーションアイ。明るい色をアイホール全体に塗り、目のキワに向かって中間色、締め色と、縦幅を狭めながら塗り重ねていった目元。一方、右写真は、アイホールを“縦”に3分割して、目尻側が暗く、目頭側が明るくなる縦のグラデーションを作った目元。もちろん使っているアイシャドウはまったく同じ! 右写真のほうが、目のキワを締めない分、抜け感がありつつも、しっかり立体感があって、おしゃれに見えませんか?
横グラデを縦グラデに変えると
いつものアイシャドウも新鮮に
みなさん必ずと言っていいほど1つはお持ちであろう、ブラウンベージュ系のアイシャドウパレット。そして基本の塗り方として、明るいベージュをアイホール全体に、それより範囲をせばめて中間色のミディアムブラウンを塗り重ねて、一番濃いこげ茶色を目のキワにライン状に塗り重ねる。キラキラは黒目の上や目頭にちょんとのせる。このような感じで普段塗っているわ、という方多いかもしれません。もちろんそれも素敵なのですが、「少し変化をつけたいな」「今っぽくアップデートしたいな」と思うこと、ありませんか? そこでおすすめしたいのが、同じベーシックなブラウンベージュ系のパレットのグラデーションを横から縦に変えること。横長の半円を重ねる王道の塗り方ではなく、縦長の楕円をアイホールを縦に3分割して塗る「縦グラデーション」は、目尻側が暗く、目頭側にかけて明るくしていくというもの。目のキワを締めない分、抜け感が出せると同時に、目の丸みに沿った陰影がつけられるので、立体感も生まれます。
こちらはアイホールから目のキワにかけてだんだん暗い色を塗り重ねていく一般的なグラデーションで仕上げた目元。もちろん、これはこれで正解の塗り方ですが、マンネリ感を感じている人もいらっしゃるかも!? またキワを締めることによって実は目元をちまっとコンパクトに見せてしまっている場合も……。
一方こちらは目尻側を暗く、目頭側を明るく、縦のグラデーションで仕上げた目元。キワを締めないことに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、目尻に陰影がついているので程よい締まり感があります。また、目の横幅をワイドに見せる効果があるので、目元が印象的に仕上がります。もちろん、洒落感も出せますよ!
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