「価格が安い」だけではなくなったプチプラコスメ界。プチプラコスメだからこそ、各ブランドが、時代を瞬時に読み取り、冒険できるアイテムが増えている気がしています。特にメイクものは、アイラインやアイシャドウ、またリップについてもあえてプチプラコスメを使いたいものが多くなっています。
とはいえ、肌そのもののクオリティを上げるベースメイクものは、悩みが深くなった40代以降は、やっぱりデパコスじゃないと対応できないなと思うことも多かったんです。
それが! 最近のプチプラのベースメイクものが優秀すぎました。
①メディア リュクスのパウダー
フェイスパウダーといえば、ベースメイクの仕上げで肌の透明感がアップできるかの鍵を握っている大切なアイテム。お高いファンデーションを使っても、最後のパウダーでツヤ感が失われ、のっぺりした仕上がりになる……なんてこともありました。それゆえ、5000円以下のパウダーで満足できるものなんてないはずと思っていたんです。
メディア リュクスのベースメイクは下地をはじめ優秀なものが多いので、思い切ってチャレンジ。これが! デパコス級のサラサラでしっとりしたお粉。光にあてるとナチュラルなツヤも出ています。「こ、これは!」と驚きを隠せませんでした。こんな素晴らしい製品を1650円でいいのでしょうか。
②ケイトのムーンプレストブライトパウダー
ちょいちょい、白いパウダーなんて小梅太夫になるんじゃないの! 初見でそう思ってしまった自分を恥じたい。大きめのブラシでお粉をのせると、サラッとしてツヤっとして、毛穴が隠れている。瞬時に肌に馴染むのに、明らかに肌が磨かれている。〝陶器肌〟なんて言葉もありますが、それよりはずっと自然な透明感です。嬉しいのはこのお粉を使うと、化粧崩れが最小限で抑えられること。蒸し暑い日でも毛穴レス肌が長時間続きました! プチプラ界の先頭を走るケイト、さすがです。
③オルビスユーのクッションファンデ
クッションファンデーションは、デパコスものしか信用していませんでした。メイクの中でも肌作りは、個人的に一番大切だと思っていて、ここで失敗はできないんです。大人肌でやってはいけないのが、マットで粉っぽい肌。たとえ、シミがあったとしても肌にツヤさえあれば、ヘルシーで軽やかな印象がでます。けれど、カバー力を重視したあまりに、のっぺりした壁のような肌になることも。これではすべてが台無しです。それが、カバー力があるのに、ツヤっとしてヘルシーな肌がつくれるんです。ツヤとカバー力とプチプラ。ほしい3つがそろって、ありがたいことです。
今回の3品、どれもコスパに優れたベースメイクアイテムです。みなさん、ぜひチェックしてみてください。
撮影・文/國見 香
Comment