実際にあった「シェアハウス事件簿」

シェアハウスを10軒以上転々としたからこそわかる利点と欠点。「また戻りたいか?」と聞かれたら、私ならこう答える_img0
 

ここからは、格安シェアハウス玄人の筆者が経験した珍事件簿をお届けしましょう。こんなこともあるのだなあ、と知っておいていただけると、筆者のように周章狼狽せずに済むかもしれません。

 

●保健所が出動した「南京虫事件」

シェアハウスを10軒以上転々としたからこそわかる利点と欠点。「また戻りたいか?」と聞かれたら、私ならこう答える_img1
 

突然ですが、みなさん「南京虫(ナンキンムシ)」って知っていますか? 別名トコジラミとも呼ばれているのですが、筆者は知りませんでした。ノミやダニならご存じかと思いますが、南京虫はその少し大きいバージョンとでもいいましょうか、肉眼でぴょんぴょん跳んでいるのが見えるのです。しかも、噛まれると強烈な痒みがあります。

そんな南京虫が、シェアハウス大量発生したことがありました。最初はみんな南京虫だとわからず、ダニでは? と疑っていたのですが、元気いっぱいに跳んでいる“ダニらしきもの”のを見て、「ダニってあんなに大きかったっけ?」と物議に。

皮膚が弱い住人は、脚中を噛まれ痕になってしまい、まるで根性焼きかのようなとてもグロテスクな見た目になってしまいました。最終的に保健所が駆除にやってきて、騒動は終息しました……。

●騒音には騒音で反撃!? 「深夜に奇声事件」

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シェアハウスによっては、23時以降は電話やお風呂は禁止、というところもあります。しかし、ルールを守れない人はどこにでもいるものです。ある夜、下の階の人が夜中0時を回っても電話していました。壁が薄いのでぜーんぶ丸聞こえ。家中に響き渡っています。

すると、ドドドドドドドドドッとものすごい足音が。
次の瞬間「うるせせせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」と耳をつんざくような叫び声が!
電話の声に耐えかねた他の住人が怒鳴り込んだのです。修羅場かよ。

本当に心臓に悪くて、それ以来筆者も夜中は極力音を出さないよう、セルフスナイパー生活を送りました。