いつも春先は敏感なんですが、今年は花粉の季節に肌をやられました。保湿はいつも通り気をつけていたし、大気中のアレルギー物質から守るためしっかり日焼け止めのヴェールも忘れなかったはず。今思えば、ついた花粉をしっかり落とすために一生懸命メイクを落としたのがよくなかったのかもしれません。少し強力なタイプで毎日顔を洗っていたら、あっという間にカサカサになってしまって、慌ててこちらのお助けコスメに変更! 気がつくと肌荒れがおさまっていた、今週はそんなアイテムです。

毛穴汚れを優しく溶かして落とす新技術搭載のオイルクレンジング。「コーセーが究めた、逸品」しか商品化しないブランドである「ワンバイコーセー」の新作なので使う前から期待してましたが、実際使ってみていつも思う。クオリティに対して、価格が安すぎるのでは……(笑)。ONE BY KOSE ポアクリア オイル 180ml ¥1980/コーセー
 


失って初めてわかる実感。大人は、うるおいを奪うクレンジングは絶対ダメ


クレンジングも今はいろいろありますよね。一般的にメイクを落とす力でいうと、モノにもよりますがだいたい弱いほうからこんな感じ。クリーム・ミルクタイプ→ジェル・ウォータータイプ→オイル・バームタイプ。落とす力に反比例して肌に優しいので、普段は断然クリームタイプで落としています。オイルクレンジングは濃いメイクも確実に落とせる最強クレンジングですが、そのぶんうるおいまで奪うことが多いし、すすぎに乳化という技術が要るので実は洗い残しに注意が必要。だから、30代以降は本当にしっかり落としたいとき以外は使わないようにしてきました。

そんなわたしがしっかり落としたいタイミングとは、まさにこの花粉の季節。そう思って、とあるプチプラオイルクレンジングに変えたところだったのですが……。確かにメイクや汚れはよく落ちる、でも1週間で肌が乾き始め、そんな無防備な肌にアレルゲンがくっつき赤み発生、という負のスパイラルに落ちていたのがちょうど3月末の頃。

その頃の記事から写真を流用。左がすっぴんで、右はそれをイエロー下地でカバーしたの図。花粉アレルギーで真っ赤っか、頬なんて粉をふくくらいカサカサで、なんだか今見ると肌のせいで下地のノリもちょっと悪いですね(笑)。

で、あわててクレンジング変更。信頼できるブランドでよく落ちるやつ……と探したところ、新作の中に見つけました。ここからオイルクレンジングに移行するのは、普通に考えれば若干過激なセレクトではありますが、「ワンバイ」なら多分大丈夫という信頼がありました。(だって、これまで出た化粧水も美容液も軒並み良かったのです)

 

テクスチャはサラサラぎみのオイル。負担レスにこだわった配合だそうです。ちなみに、濡れた手ででも使える処方、助かりますね。

しっかりカバーするクッションファンデになじませてみます。力を入れなくてもすぐにメイク汚れを溶かし、この通り。毛穴汚れを洗いあげるほどの洗浄力だそうですが、じわーっと溶かす感じで負担は少なそうです。
すすぎの前にしっかり肌の上で乳化させなくても、普通によく洗い流すだけで大丈夫とのこと。ハードルが低くて最高です! このように白く濁って落ちていきます。クレンジング後の洗顔料は不要のタイプですが、好みで洗顔料で洗ってもOKだそうです。私はうるおいを残したいので、洗顔料は省略。洗い上がりは、メイクは全部落としたのにちゃんとうるおいを残す手触り。高いクレンジングってだいたいそうだよね、という感じの(笑)あのしっとりしたあと肌です。
で、先週の記事の写真ですが、ファンデのノリがバッチリの健康な肌に戻りました。最初の1週間くらいで、最低の状態を脱した感じは、もうしていて。ふと気づいたら肌荒れのことを忘れていたな、と思います。もし大人の肌荒れ・乾燥にお悩みなら、クレンジングを見直すのもひとつの方策。季節の変わり目に点検してみてはいかがでしょうか?


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