ではここからは、お二人の新刊より、最小限の材料と手間で作れるとっておきの家庭料理をご紹介します!

INADA’S RECEPE
究極にミニマルな、なすの醤油煮

「手抜き」じゃない。“調味料たった1つ”の家庭料理が最高においしい理由【ナス・オクラの究極シンプルレシピ】_img5
 

なすの煮物と言えば、なすをまず油で揚げるか炒めるかしてからだしで煮含めるのが一般的ですが、実はもっとシンプルに作っても充分すぎるくらいおいしいのです。

このなすの醤油煮は、材料を全て鍋に入れて火にかけるだけ。味つけは醤油のみです。
だしや甘味がないと物足りないのでは? と不安になるかもしれませんが大丈夫です。まずは作ってみてください。

煮物は、調理中にどれだけの水分が蒸発するかで仕上がりが大きく変わります。ですので、調理中も鍋ごとスケール(デジタルばかり)にのせて重さを確認することで、仕上がりをベストの状態に近づけます。このように材料や仕上がりをちゃんと計量すれば、お料理初心者でも確実においしく作ることができます。

 

<材料> ※作りやすい分量

ナス(乱切り) 300g
サラダ油 30g
濃口醤油 20g
水 150g

<作り方>

「手抜き」じゃない。“調味料たった1つ”の家庭料理が最高においしい理由【ナス・オクラの究極シンプルレシピ】_img6
 

① キッチンスケールで空の鍋を計量しておく。鍋敷きごと計量しておくと、加熱後の熱い鍋も計りやすい。

「手抜き」じゃない。“調味料たった1つ”の家庭料理が最高においしい理由【ナス・オクラの究極シンプルレシピ】_img7
 

② 鍋に材料を全て入れる。

「手抜き」じゃない。“調味料たった1つ”の家庭料理が最高においしい理由【ナス・オクラの究極シンプルレシピ】_img8
 

③ 蓋をして、中火にかける。

「手抜き」じゃない。“調味料たった1つ”の家庭料理が最高においしい理由【ナス・オクラの究極シンプルレシピ】_img9
 

④ ナスがしんなりするまでぐつぐつ煮る。

「手抜き」じゃない。“調味料たった1つ”の家庭料理が最高においしい理由【ナス・オクラの究極シンプルレシピ】_img10
 

⑤ しんなりしたら蓋を取り、さらに煮る。もしあれば落とし蓋をすると満遍なく味が染みる。なければ、ないでOK。

「手抜き」じゃない。“調味料たった1つ”の家庭料理が最高においしい理由【ナス・オクラの究極シンプルレシピ】_img11
 

⑥ 味が染みて、完全にやわらかくなった状態。

「手抜き」じゃない。“調味料たった1つ”の家庭料理が最高においしい理由【ナス・オクラの究極シンプルレシピ】_img12
 

⑦ 計量し、中身が300gになっていたら完成。300gより多ければさらに煮る。300gより少ないのにやわらかくなっていなければ、水を足してさらに煮る。