思春期への向き合い方を、脳の発達過程と照らし合わせてアドバイス
親にやたらと反抗的な態度を取ったり、自分の容姿が異常に気になったり、ぼっちに見られたくなくて常に友達とつるんだり。自分の思春期の行動を思い返すと不可解で恥ずかしいことだらけなのですが、子育てをしている人のなかにはこの不可解で恥ずかしい思春期に親として向き合っている、もしくはこれから向き合わなければならないという人もいるでしょう。
わが子とはいえ人格は完全に別物。自分の経験を活かせなくて、その対応に戸惑っている人も多いと思います。また、最近は発達障害に関する情報もあふれていますから、子どもの不可解な行動が思春期のせいなのか発達障害が原因なのかわからなくなってしまった、というモヤモヤもあるでしょう。
そんなときに頼りになるのが、精神科医・大下隆司さんの著書『思春期デコボコ相談室 母娘でラクになる30の処方箋』です。思春期特有の行動が起こる理由を、脳の発達過程と照らし合わせて解説。さらに発達障害との境目を明らかにしたうえで子どもとの向き合い方をアドバイスしていますので、より適切に対処できるでしょう。
今回は数ある思春期の悩みのなかから、「気分にムラがある」という比較的よくある事例と、近年増えてきているという「反抗期がない」という事例をピックアップ。その対処法をご紹介します!
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