とどまることを知らない韓国ドラマブーム。
当記事は、ライター・小澤サチエが、韓国俳優やドラマの魅力を語ります。
現在日本テレビで、稲森いずみ主演の不倫ドラマ『夫婦が壊れるとき』が放送されています。
幸せで完璧だった夫婦が、ある時夫の不倫によって壊れはじめ、妻は復讐に狂っていくというドロドロの愛憎劇ですが、不倫夫があまりに愚かすぎてイライラしながらも、つい夢中になって観てしまいます。
実はこの作品、イギリスドラマのリメイク作品。韓国でも2020年にリメイクされ、韓国ドラマ史上、記録に残る大ヒットを飛ばしました。
日本版も面白いのですが、韓国版は尺が長くて話数も多いぶん、ドロドロ&イライラ度が数倍増し。テンポの良い日本版とはまた異なる魅力があるんです。主演は、Netflixドラマ『クイーンメーカー』での熱演が記憶に新しい、大女優キム・ヒエ(56)。
今回は、韓国版『夫婦の世界』について詳しく紹介したいと思います。
サレ妻なら絶対共感。完璧な妻が壊れていく過程が、リアルすぎる…
突然ですが、皆さんは一度でも「パートナーの浮気」を疑ったことはあるでしょうか?
信じていた夫や恋人に、もしかして裏切られているかもしれない。そんな疑惑が生まれた瞬間って、胸がえぐられるように苦しいですよね……。
そして人は追い詰められると、自分でも信じられないような行動を起こしてしまうことがあります。普段はどんなに冷静なタイプの女性でも、パートナーの不倫や浮気を疑った瞬間、スマホを見たり、相手のカバンを漁ってしまった。そのような経験を持つ人は多いようです。
『夫婦の世界』でキム・ヒエが演じる主人公、チ・ソヌも全く同じでした。
愛する夫と大切な息子、裕福な家庭、女医としてのキャリア。あらゆるものに恵まれ、順風満帆な暮らしを送っていたソヌ。
ところが彼女はある日、夫のマフラーに一本の長い髪の毛がついているのを見つけてしまうのです。全ての悲劇は、そこから始まりました。
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