とどまることを知らない韓国ドラマブーム。
当記事は、ライター・小澤サチエが、韓国俳優やドラマの魅力を語ります。
今期、韓国で大きく話題を集めていたドラマ『医師チャ・ジョンスク』が、つい先日最終回を迎えました。
日本でもNetflixで配信され、新エピソードが配信されるたびに人気ランキングにランクイン。私もすっかり夢中になって観ていましたが、『チャ・ジョンスク』を観ていると「40代、まだまだ頑張ろう!」というエネルギーが湧いてきます。
主演は、53歳の“韓国のマドンナ”として本連載でも紹介したことのある女優オム・ジョンファです。
彼女が演じるチャ・ジョンスクは、かつて医師としてのキャリアを諦め、20年間専業主婦として、夫や二人の子ども、義母のために尽くしてきました。
そんな彼女が病気で倒れたことをきっかけに、人生観が一変。46歳にして再び医師としてのキャリアに挑戦し、レジデント1年目として奮闘していくのです。
46歳で一念発起! 夢に挑戦するのに年齢は関係ない!?
専業主婦であるチャ・ジョンスクが、20年前に諦めた自分の夢を再び取り戻そうと決意する展開には、胸を打たれました。
医学部で同期だった夫は、大学病院で勤務し、順調なキャリアを築いてきた一方で、妻のジョンスクはすべてを手放し、家族を支えてきました。
とても優秀だったにも関わらず、ただ女性だからというだけの理由で、夢を諦めなくてはならなかった悔しさや不甲斐なさが痛いほど伝わってきます。
しかし彼女は諦めませんでした。46歳にして再び医師として挑戦することを決めるのです。
家族の反対を押し切り、職場では、20歳近く年下の同僚たちに影で「オバさん」と呼ばれながらも、必死で駆け回るその姿はキラキラと輝いています。
そんな彼女を見ていると、同じ40代の女性の一人として、強く勇気づけられるのです。
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