今もSHIBUYA109は若者の居場所


——長田さん自身はSHIBUYA109にどんな思い入れがありますか?

長田:私、SHIBUYA109デビューが小6だったんですよ。CECIL McBEEが流行っている時代で、お母さんに初売りに連れて行ってもらったんですね。めちゃくちゃキラキラしていて、夢みたいな場所でした。SHIBUYA109で楽しんでいた世代なので、いつまでもちゃんとその時代の若者に愛されてほしいなと思います。SHIBUYA109 lab.に入ってから、SHIBUYA109の歴史や、いろんな仕掛けがあることを知って、SHIBUYA109ってすごいブランドだなと実感して、より好きになりましたね。

企業の考える「若者像」は10年前で止まっている?SHIBUYA109は大幅にリブランディングされてどう変わったのか_img0
 

——今でも若者の聖地というか、若者の居場所になっているんですか。

長田:そうですね。渋谷という街がすごく変わって、楽しむ要素も多様化しているんですけど、若者の居場所はやっぱりSHIBUYA109だなと思います。
 

インタビュー後編
「5年先を考えても仕方ない」“丸く尖る”若者たちの価値観を掘り下げると未来に希望が見えてきた>>

 
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<書籍紹介>
『生の声から創る SHIBUYA109式 Z世代マーケティング』

著者:長田麻衣 プレジデント社 1870円(税込)

★★「未来の消費者」Z世代約1万人の“生の声”をもとにした
【一番リアルなZ世代論にして、実践的マーケティングの極致!】登場!★★
数字では測れない、「等身大のZ世代」像とは?

「毎月200人×5年間=約10000人」のZ世代への徹底的なヒアリングとインタビューを続けてきたSHIBUYA109 lab.所長 長田麻衣氏が、Z世代の価値観と消費行動の原則を徹底解説。

◎Z世代が何を考えているかわからない
◎自社のZ世代向けマーケティングが上手くいかない

◎職場のZ世代とのコミュニケーションに悩んでいる
◎Z世代と価値観が合わない
「SHIBUYA109」をZ世代の聖地として復活させた気鋭のマーケターが集めた、around20(15~24歳)の若者の“生の声” に、忖度は一切なし!
未来の消費トレンドを読み解くヒントが満載


取材・文・構成/ヒオカ
撮影/市谷明美
 

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