いまの季節、「湿気で髪が広がるのを押さえたい」というお悩みと、「アラフォーの頭頂部ペタンコ問題を解決したい」というお悩みを、同時に抱えている方も多いのではないでしょうか。一見相反するこれらのお悩みは、ヘアアレンジで一度に解決することができるんです!     
今回はその方法を、ukaのヘアスタイリスト保科真紀さんに教えていただきました。

髪の分け目を変えるだけ!ボリュームがなく野暮ったい40代が素敵に変わる「くの字」分け_img0
 

保科真紀さん
uka 東京ミッドタウン 六本木 ヘアスタイリスト。美容師歴17年。ukaコスメ開発チーム・クリエイティブマネージャー。センスと技術に裏打ちされた美容アドバイスが信頼を集め、顧客は40代女性が多い。Instagarmにアップしているセルフアレンジも大人気。著書『ヘアゴム1本でなんとかする』(KADOKAWA) 。Instagram:@uka_makihoshina

 


今年らしい髪型のキーワードは
「脱・盛りヘア」


汗や湿気で髪が言うことを聞かなくなる季節、ヘアアレンジで爆発する髪のボリュームダウンとお洒落を両立できたら最高です。

まとめ髪アレンジといえば、ニュアンスを出すための耳横や襟足のおくれ毛に、トップや後頭部のボリューム感が欠かせませんが、最近の流れとして、頭頂部や後頭部のボリュームやおくれ毛についても、以前よりミニマムに、スッキリと収めるようになってきています。

とはいえ、頭頂部のボリュームが気になる大人世代としては、あまりにもタイトにまとめるのは気が引けることも……。そこで今回目指すのは、「爆発する部分はおさえつつ、ボリュームが欲しいところにはボリュームを与え、トレンド感もしっかり残す」、大人のためのわがままアレンジ。

髪の分け目を変えるだけ!ボリュームがなく野暮ったい40代が素敵に変わる「くの字」分け_img1
 

大人のまとめ髪の場合、意識するのは“分け目”と“頭頂部から結び目までのシルエット”だけ。毛先のことは考えなくても大丈夫です。まずはボリュームのある頭頂部&後頭部の作り方と、ゴムを結ぶ位置を覚えましょう。

最初のステップは、柔らかなニュアンスと頭頂部のボリュームアップを叶える分け目の作り方を覚えること。じつはこれ、ロングはもちろん、ゴムでまとめられないボブやショートなど、どんな長さの方にも重要な基本中の基本なんです!

髪の分け目を変えるだけ!ボリュームがなく野暮ったい40代が素敵に変わる「くの字」分け_img2
 

どういうことなのか、次のページから詳しく見ていきましょう。

 
  • 1
  • 2