湿気による髪の広がり・うねりで髪がうまくまとまらないときや、暑くてたまらないときはササッと作れるまとめ髪が便利。でもシンプルなものほど、ちょっとしたことで印象に差がついてしまいがちですよね。同じまとめ髪なのに、ただの「引っ詰め髪」になって疲れているように見える人と、お洒落に見える人の違いは何なのでしょうか。簡単なまとめ髪がお洒落に見えるためのいくつかのコツを、ヘアサロンukaの保科真紀さんに伺いました。

 

保科真紀さん
uka 東京ミッドタウン 六本木 ヘアスタイリスト。美容師歴17年。ukaコスメ開発チーム・クリエイティブマネージャー。センスと技術に裏打ちされた美容アドバイスが信頼を集め、顧客は40代女性が多い。Instagarmにアップしているセルフアレンジも大人気。著書『ヘアゴム1本でなんとかする』(KADOKAWA) 。Instagram:@uka_makihoshina

 


簡単なのに洒落見えするアレンジを紹介!


今回お伝えするのは、ゴムが見えてもOKな「大人ローポニー」と、カジュアルな格好にもエレガントな格好にも似合う「万能シニヨン」の2つ。

今回のモデルさんは、髪がちょうど肩につくくらいの長さのミディアムですが、どちらのアレンジも、もう少し髪が長いセミロングの方やロングの方でも使えます(ただし、2個目のアレンジは、シニヨンにならずに「横くるりんぱのポニーテール」になります)。ぜひお試しくださいね!

BEFORE

アンジェ陽子さん
笑顔が素敵なアンジェさん。雨の日は髪が広がり困っているといいます。


【アレンジ1】
ゴム見せが可愛い!
簡単&ミニマムな大人ポニー

ブラウス¥19800/エレンディーク、ポニーフック¥1980、ネックレス¥1980/ともにアネモネ、イヤリング¥3520/ミミサンジュウサン
<FRONT> 
<BACK>

まず1つ目は大人のポニーテール。ゴムを隠さなくても、十分可愛くできます。あまり頭の高い位置に結び目を作ると少女感が強く出るので、大人の日常使いならローポニーがオススメ。普通のゴムでも問題ないですが、今回はヘアアクセサリーも使ってみました。

特に意識したいのは、頭頂部と後頭部のシルエット。頭頂部の髪にボリュームを持たせてペタンコ印象を緩和し、後頭部も日本人に多い絶壁感を目立たなくするために髪を少し引き出します。

そして最後の仕上げである耳横のおくれ毛は、耳前の1ヵ所を引き出すだけにとどめることで、トゥーマッチ過ぎないいまの気分のスタイルが完成!