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【日焼け止めの基礎知識】「肌老化の8割は日焼けが原因」ってホント...?意外と知らない「日焼け」の知識と「日焼け止めの正しい塗り方」を解説!

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あの暑い季節がもうすぐやってきます。あまりの蒸し暑さにヘトヘトのあまり、何も考えられなくなりますよね。夏は素肌も露出するからミモレ世代にとってはいろんな意味で試練の時。まずは「日焼け」について復習、そして日焼け止め最新情報をチェックして夏本番に備えましょう!

基本のき、ではありますが、日焼けが人間にどんなに良くないか、そして日焼け止めの塗り方、選び方について皮膚科専門医の慶田先生に聞いてみました。

教えていただいたのは
慶田朋子先生
医学博士 銀座ケイスキンクリニック院長

 

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 日本レーザー医学会認定レーザー専門医 ナチュラルな見た目年齢マイナス7歳を提唱。ハードな日々の合間に取るつかのまの休みには娘たちと行く海での読書、が至福の時。もちろん紫外線対策は完璧です。
Instagram:@ tomoko_keida

 

「肌老化の8割は日焼けが原因」ってホント…?


こなれて見える日焼けした肌には憧れるけれど、「肌老化の8割が紫外線など太陽光による光老化が原因ということは医学界の常識」という現実に(過度な美白ケアはしないけれど!)、日焼け止めは塗っているという方が増えていますね。
日焼けの弊害は老化だけではありません。太陽光による日焼けは酸化ストレス産生、疲労感の増加、免疫機能低下を引き起こすことが学会でも発表されています。
炎天下の下のバーベキューや海遊びなど、とんでもなく疲れて具合が悪くなったりした経験はありませんか。日焼けの度合いが大きいほど、疲労感やだるさが大きく、回復するのに時間がかかります。

部活で野球やサッカーを長時間プレイしている子供たちは、細胞のレベルから体が「若い」ため耐性が高く、ダメージ度合いが我々とは全く異なります。もちろん適切な運動はアンチエイジングにつながりますが、30代以降は抵抗力、回復力がガクンと落ちているのです。でも、日焼け止めを塗布すれば、「乳酸」や「炎症性サイトカイン」産生がされにくくなり、疲労感も軽減されることがわかっています。

日焼け止めは単純に美容的な観点だけでなく、体のために大切だということを理解すると、ちょっと面倒でも塗っておこうという気になりますよね。

 

特に太陽の下での運動はミモレ世代にとってはデメリットの方が大きいということをよく考え、日焼け止めに加えて衣類や帽子、サングラスなどでの紫外線防御は必須です。