【日焼け止めの基礎知識】「肌老化の8割は日焼けが原因」ってホント...?意外と知らない「日焼け」の知識と「日焼け止めの正しい塗り方」を解説!
面倒だけど……塗り直しはとても大切
忙しい日常で、こまめに塗り直ししている人はなかなかいないのが現状。でも日焼け止めは皮脂や汗で落ちやすい上、一旦紫外線に当たると化学構造が変わり劣化するので時間が経つにつれ効果が減ります。お化粧直しのタイミングでこまめに塗り直しすることをおすすめします。
塗り直しのタイミングは? その方法は?
屋外にいる場合は基本的に2-3時間毎、屋内の場合はお昼に1度塗り直し、でOK。
メイクをしている場合、一から塗り直すのはなかなか大変。上から日焼け止めスプレーやパウダーを使うのも手。ただし、どちらも効果は塗るよりも薄いので塗り直ししないよりはマシ、という程度。
真夏はメイクもドロドロとはげ落ちてしまいがち。それならば、乳液をつけたコットンで表面を少し落とし、よれたお化粧をとってから日焼け止めを塗り、ファンデーションを重ねると一番綺麗に仕上がります。
飲む日焼け止めって必要ですか?
日焼け止めを塗ることができない眼球、そして頭皮へのダメージを考えると日焼け止めを塗りつつ、飲む日焼け止めも併用がオススメ。血管の酸化、糖化を防ぐ成分を含む製品もあり、塗り直しができなくても、うっかり日焼けしてしまってもリカバリーが早いです。
日焼け止めを落とすのが面倒です
ここ数年販売されている日焼け止めは専用のクレンジングが販売されているもの以外は基本的にクレンジングで落ちます(石けん落ちOKとの記載がある場合は石けんで)。
体についた日焼け止めはボディソープで落ちるものが多いですが、気になる方は「石けんで落ちるタイプ」の表示がある製品を選んでください。
健康のためには太陽光を積極的に浴びるべきと聞いたことがあります
食品で十分に摂取できないビタミンDは太陽光線を浴びて体内で生成する必要がありますが、必要な量(10µg)は真夏の太陽光の場合、両手のひらに10分浴びる程度で十分。わざわざ浴びる時間を取らなくても、一年中窓のない部屋に閉じこもっている人以外はなんだかんだと日にあたっているため、わざわざ日光浴する必要はなし。
また、安眠やうつ防止を目的としたセロトニン分泌のための日光浴についても(日焼け止めを普通に塗ってOK)、外を歩くだけ(通勤やお散歩など。15分くらいが目処)で十分。陽を浴びずとも目で太陽の光を見るだけでもセロトニンは分泌します。
紫外線による肌老化だけでも十分怖いのに、体全体へのダメージがかなりあるということがわかり日焼け止めの大切さを痛感。
今まではスポーツや野外でのアクティビティの時しか塗り直ししていませんでしたが、塗り直しに良い製品もたくさん出ていることですし、普段もきちんとしようと心に誓いました!
進化が止まらない! 今年おさえておきたい優秀日焼け止め25選
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撮影/水野昭子(人物)、五十嵐洋(静物)
モデル/石阪理恵
取材・構成・文/田中ゆみ
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