ボブや重めミディなど、あまり軽さを与えないヘアスタイルが定番の近頃。変化を付けたい日のスタイリングは、外ハネ風がトレンドとなっています。「外ハネっておしゃれだけど私の髪質でも似合う?」そんなミドル世代におすすめの髪質別・外ハネヘアを紹介します。
有名人もこぞって外ハネに!?
毛先スタイリングはなぜこんなに人気なのか?
今回のヘアカタログは「外ハネ」がテーマです。というのも、編集部の間でちょっと話題になったから。きっかけとなったのがスタッフのこの一言。
「女優さんで素敵、可愛い! って思う方って、なんだかみんな外ハネなんだよね。最近、テレビをみていると外ハネスタイリングがすごく多いなぁって思うの」という話で盛り上がりました。
さて、この外ハネブームの理由は大きくふたつあるような気がします。
ひとつは韓国ヘアのブーム。アイロンで毛先を外に逃がすのが韓国ヘアのド定番です。もうひとつは、ボブヘアでも作りやすい点。ワンレングス風など、毛先がパツッと切り揃えられた髪はヘアアレンジがしにくいですが、毛先を外ハネにするスタイリングなら簡単に印象が変化して、しかも軽やかさがプラスされるんです。つまり、ちょっとしたイメチェンにもってこいなスタイル。
ということで、今回は髪質別に“扱いやすくておしゃれに見える”大人世代にぴったりな外ハネヘアを3つ提案します。
【直毛や硬い髪質には】
立ち上げバングでクールさをアピール!
ストレートボブ×外ハネなら都会的に
クセのないやや硬い髪質なら、正統派の外ハネスタイリングでクールな雰囲気にまとめるとおしゃれ。毛先側はやや毛量を調整し、顔まわりは軽く動きが出るようにカットすると、ボブの硬さがとれて軽やかになります。
スタイリングは、アイロンを使って毛先側を外に1カールさせましょう。分け目はセンターから少しだけずらしたら片側の前髪の根元を立ち上げるようスタイリング。逆サイドは耳掛けにすると、硬く動きのない髪質でも適度なメリハリ感が生まれて涼し気です。
ヘア担当・志鷹悠美さん(BEAUTRIUM青山店)
Side&back
毛先を中心にヘアオイルをなじませると、ツヤと束感が生まれてサイドシルエットも重く見えません。
【細くコシがない&クセ毛には】
顔まわりは内巻き×毛先は外ハネに!
ふんわり系ミックスヘアで多幸感ある顔立ちに
軟毛や細毛の場合、「シンプルな外ハネを一日キープしにくい」、「途中からうねりが出始めてスタイルが崩れやすい」なんてストレスも……。そんな人におすすめなのが、ふんわり系の外ハネスタイルです。
毛先側はアイロンで外ハネにクセづけしたら、顔まわりはアイロンやブローで縦の内巻きに、前髪もJカール風にブローをします。最後に内側に空気を入れる感覚で指先を通せばふんわり。時間が経って少々崩れても、手のひらでクシャッと揉み込めばクセ毛風の可愛らしさは残りやすいデザインです。ミディ~セミロングのレングスなら作りやすく、大人感を残しながら、優しく多幸感ある雰囲気に。
ヘア担当・志鷹悠美さん(BEAUTRIUM青山店)
ここがPOINT
1 サイドと揉み上げの辺りを
それぞれ内巻きに1回転したら……
2 毛先側は外ハネにクルン!
髪の中心部を内巻きにしてから毛先を外ハネにすることで、ふんわりとしたシルエットが完成。
Side&back
髪質を生かした、ゆるふわ系の外ハネヘア。直線が少ないのでクセが出ても崩れた印象がなく、一日中、大人可愛いヘアスタイルでいられます。
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