「うつわクイズ」あなたのうつわマスター度は? 


こんなふうに、うつわに関する知識を詰め込むだけでなく、現代流にうつわを楽しみ、生活をより豊かにする方法も教えてくれる本書。自然とうつわへの興味も膨らみます。

さて、ここからは「うつわ検定®︎」の出題例を紹介。うつわ好きなら当然知ってる? 意外と知らない? うつわのあれこれを解説と共に学んでいきましょう。全5問、すべて3択問題です。
 


 問題1 
電子レンジで使用してはいけないうつわはどれでしょうか?

A 金や銀の絵付けのうつわ
B 磁器
C グラタン皿
 


 問題1の解答 
A 金や銀の絵付けのうつわ

「電子レンジNGなお皿は?」「ケーキ皿って何cm?」和洋中なんでもあり!「うつわ」上手になれるコツとは【うつわ検定®︎】_img0
銀の絵付けが美しい深皿。最近では火花が出ない金・銀の絵付けが開発されているので、調べてから購入すると安心。(写真:『うつわ検定®公式テキスト 今の時代のうつわ選び』より)

金や銀の絵の具で絵付けがされているうつわは、電子レンジの使用は避けましょう。電子レンジの電磁波は、金属に反射するため火花が出て危険。絵付けの部分が黒ずんでしまうこともあります。ただ、最近は電子レンジ対応のものもありますので、商品の表示を確認しましょう。
 


 問題2 
九谷焼は大胆なデザインと華やかな色彩が魅力です。古九谷に使われる色はどのような色でしょうか?

A 赤・緑・青の「光の三原色」
B 緑・紫・紺青・黄・赤の「五彩」
C 水墨画を思わせる「墨」
 


 問題2の解答 
B 五彩

「電子レンジNGなお皿は?」「ケーキ皿って何cm?」和洋中なんでもあり!「うつわ」上手になれるコツとは【うつわ検定®︎】_img1
左から、染付のうつわ、九谷焼のうつわ、古伊万里のうつわ。(写真:『うつわ検定®公式テキスト 今の時代のうつわ選び』より)

大胆なデザインと華やかな色彩が特徴の古九谷は、緑・紫・紺青・黄・赤の原色五彩を中心とした優美な色彩が特徴。そのほかにも、赤絵細描や色絵金襴手など、九谷焼は窯ごとに独自の画風があります。同じ産地の中でこれほど多くの技法があるのは、全国でも珍しく九谷焼の特徴といえます。