パートナーの前では小学5年生に戻る!
植草――プライベートになったら、仕事のことは全部忘れる。全部忘れて、小学5年生くらいに戻る。小学生って家に帰ったら、「ママ〜、おやつ!」って言うじゃないですか。学校に行ってる間はがんばって先生に言われたことを守ってやっているけど、家に帰ったらママに甘えるでしょう?
×――そんな感じでいいんですか? それが私のやりたいことなんですけど、この歳でやっても、本当にいいんですか……?
――ここで突然、担当編集者Yが乱入。
編集Y――ちょっと聞いてもいいですか? 子どもがいる場合は、夫に対していつ小学5年生になればいいんでしょうか。子どもの前だと、強めでいなきゃいけないことがいっぱいあって、タイミングが難しいんです。
植草――結婚してからは、子どもが寝てから甘える。強めにならなくていいんです。旦那さんに「あれやって、これやって」って頼んで、やってくれたら「ありがとう、助かった!」、これですよ。とにかく、「ありがとう」と「助かる」を駆使する。子どもには、「パパがやってくれるから助かるよね〜」って言って、何かあれば「パパにお願いして」って旦那さんに振るんですよ。そうすると、夫が色々やってくれるようになる。絶対に旦那さんを下げちゃダメ。
×――私の周りでも、お子さんができると妻がどんどん強くなっちゃって、夫に命令してもできないから「もういいや」ってなって、どんどん男と女ではなくなって行くパターンをよく聞きます。特に妻の方が稼いでいると、その傾向が顕著。「稼がないし使えない」って嘆いてます。
植草――それは夫が自主的にやってくれるように教育しないと。子どもの前で「パパって使えないよね」とか「稼いでないよね」って言ってたら、その子も大人になったときに配偶者を馬鹿にするようになる。それがいちばん良くないと思います。自分で選んだ相手なんだから、責任を取る。蔑んだ態度を取るくらいなら、とっとと別れて、一回苦労してみた方がいいです。
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