今年、ヘアアイロンを使ったスタイルが人気となっていますが、大人世代はうまく使いこなせない人も多いのではないでしょうか。そこで、今どきスタイリングのツールとしておすすめなのが、かつて多くの人が使っていた「くるくるドライヤー」。アイロンに比べて火傷やヘアダメージの心配も少ないのも魅力です。今回はくるくるドライヤーを使った、ツヤ出しブロー方法をファンナ銀座のスタイリスト・三浦来夢さんに伺いました。
「私もくるくるドライヤーを愛用中! アイロンと違って根元からブローできるのでクセ直しやふんわり感もラクに作れます」
〇アイロンだと毛束が不自然になる
〇高熱によるダメージに不安がある
〇ドライだけだと広がって膨らむ
〇全体がペタンとしてシルエットが地味
〇髪にツヤ感がない
うねりと広がりをとって
ツヤ感のある毛流れを作るテクニックとは?
そのままの髪でも十分キレイですが、湿度の多い季節は髪の膨らみやうねりに悩まされているそう。今回は髪にツヤ感があるストレートのロングヘアに挑戦します。
POINT1
膨らみやすい内側の毛は、
毛先をひっぱりながらブロー
髪がまとまらない、広がる、膨らむなどの悩みがある場合、内側の毛をしっかり整えましょう。「表面だけブローをしても、どんどん内側から広がって崩れてしまいます。最初に表面の毛束をクリップでよけたら、サイドの内側の毛束にくるくるドライヤーのブラシを入れます。このとき、毛先側は反対の手で少し引っ張ってテンションをかけると、簡単に面が揃います」(三浦さん)
ブラシは外からではなく、内側から入れます。毛先側を持ち、毛束を浮かせるように優しく引っ張った状態のまま、根元から滑らせます。
毛先側はブラシを内側に向けながらブローをすると、まとまり感が出てきます。
POINT2
うねるバックの髪は
根元を起こすようにブラシを当てる
バックは特にクセのでやすい部分。「髪のうねりは、基本的に根元のクセが原因です。中間や毛先のクセが気になる人でも、まずは根元からしっかりブラシを通してブローしましょう。このとき根元側は起こし、浮かせるようにブラシを入れるとクセが取れやすいです」(三浦さん)
バックの内側も、毛束を引っ張りながらを意識して。「このときも内側の方向からブラシを当てるのが基本です。外側からとかすだけだと、ハネの原因に」(三浦さん)ブラシを入れたら、根元側は毛束を少しだけ浮かせるようにブローしてみましょう。
中間からは手前に引き出すようにブラシを通します。「毛先は内側に巻き込むようにブローを。数秒このままキープすると自然なまとまり感がアップします」(三浦さん)
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