夏ドラマのなかで、いちばんミモレ読者のみなさんと語り合いたい作品『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)。 7月12日放送の第1話、ご覧になりましたか? とにかく面白いので、ぜひ観てほしい! そして、語り合いたいです。

「“女の子”なんて人格はない」波瑠の台詞がグサッ...語りたくなる夏ドラマNo.1『こっち向いてよ向井くん』を観てほしい!_img0
『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系・毎週水曜22時放送)公式より。
あらすじ:主人公・向井悟(赤楚衛二)は、雰囲気良し、性格良し、仕事もできるいい男……なのに、元カノ・美和子(生田絵梨花)との別れを引きずり、気づけば10年恋をしていない。そもそも、向井くんの恋のやり方は、間違っているのか? 相談相手・坂井戸洸稀(波瑠)らを巻き込み、恋愛迷子たちのラブストーリーが始まる!

このドラマ、すごく不思議な構成なんですよね。向井くん視点で、ひとりの女性との恋愛を描いていくところまではふつうのラブコメなのですが、後半は同じシーンを女性の視点で振り返っていくんです。

そのため、向井くんが、「俺のことめっちゃ好きじゃん」って勘違いしていた場面が、女性からしたら無意識だったりして……。何度もゾワっとしてしまいました。ポップなラブコメだと思っていたけれど、むしろ恋愛ミステリーじゃん? って。こういう構成の恋愛ドラマってなかなかないから、面白いですよね。

 

そして、向井くんの恋の相談相手・洸稀(波瑠)も、いい味を出していて最高! ちょっぴり(というか、だいぶ?)ズレている向井くんの行動を、バッサバサと斬っていく。その姿が、ものすごくスカッとするんです。

それだけでなく、私たち自身の心に問いかけてくるような台詞もあったりして。とくに、「“女の子”なんて人格はないの。人それぞれ、相手に合わせて考えて」という言葉は、グサっと刺さりました。

私も恋人へのプレゼントを選ぶ時、「男性が喜ぶプレゼント」とネットで検索したり、男友達に「〇〇って、もらってうれしい?」と相談した経験があります。でも、100人いたら、100通りの“うれしい”が存在しているんですよね。