日曜劇場『VIVANT』(TBS系)第2話では、タイトルの“VIVANT”が、“BEPPAN”(=別班)という意味を持つのでは? という疑惑がかかりました。放送開始まで、物語の内容や登場人物のキャラクターがシークレットになっていた本作。どうやら、自衛隊の諜報機関“別班”の実態を暴く物語になっていくようです。

 

初回放送を見ていちばんに抱いたのは、「これ、制作費いくらかかってるの?!」という驚き。モンゴルにて2ヶ月以上におよぶロケが実施されたようなのですが、まさに映画並みのスケールなんですよね。スクリーンで見たくなるようなダイナミックな演出に、圧倒的な映像美。「ちょ、まじで毎週1900円払いますから! 払わせてくださいぃい!」と思いながら見ていました。


『篤姫』の衝撃ふたたび?! 堺雅人はただの落ちこぼれじゃない説


丸菱商事で働くサラリーマン・乃木憂助(堺雅人)が、バルカ共和国を訪れるきっかけになったのは、他企業への誤送金(※1000万ドルのつもりが1億ドル送金されていた)の関与を疑われたこと。1ヶ月後の決算までに、差額の9000万ドルを回収しなければやばい! ということで、乃木は単身でバルカ共和国にあるGFL社に向かいました。

しかし、現地で起きた爆破事件に巻き込まれた挙句に、重要参考人として警察に追われるという意味不明な事態に。いやいや、ただのサラリーマンの乃木が。いつもあたふたしていて、同期のなかでもいちばん昇進が遅いと言われていた乃木が。爆破事件なんて大それたことに関与しているわけがない。しかも、乃木はどう考えても正義の人でしょ! と思っていたけれど……だんだんと怪しいポイントが出てきました。

【ポイント1】乃木のスマホ画面に“VIVAN”のフォルダが

まず、SNSでも話題となっているのが、乃木のスマホのホーム画面に存在する“VIVAN”というアイコン。第1話を見返してみたら、一瞬ではありますが本当に映っていました。まったく関係のないアプリならそれはそれでいいのですが、警視庁公安部の捜査官・野崎守(阿部寛)に、「ヴィヴァンってなんだ?」と聞かれた時、「知りません」と答えているんですよね。つまり、意図的に隠したということ。やっぱり、乃木はVIVAN=BEPPAN=“別班”の一員なのでしょうか。