これまで「常識」「鉄則」とされてきたメイクテクやコスメ選びを1ヵ所ずつアップデートしてきたこの連載がプチリニューアル! 毎回コスメを1品ピックアップして、まったく同じアイテムなのに、使い方ひとつで、メイクがグッとあか抜けるコツをご紹介します。今回は、マスクオフで久しぶりに楽しみたい! 夏にぴったりのみずみずしくジューシーなグロスルージュ編です。
 

vol.58
グロスの前のリップライナーで、つやぷるだけどシャキッと清潔感!

 

マスクを外す機会が増え、久しぶりにぷるっとみずみずしい、グロスルージュを楽しみたい! という方も多いのでは? 左の写真は、シックに色づきながらつやつやに輝くグロスルージュを唇に直塗りしたメイクの仕上がり。一方、右の写真は、リップライナーを仕込んでから、左写真と同じ色のグロスを重ねたメイクの仕上がりです。つややかにうるおい、ぷっくり感はそのままに、右写真のほうが清潔感のある大人っぽい雰囲気になっているのがわかるでしょうか。大人がグロスを楽しむには直塗りよりも、リップライナー仕込みがおすすめなんです!

 


なつかしの「天ぷら食べた?」唇は
リップライナーで締めるとすっきり!


マスク生活では、落ちにくい、マットなリップを選ぶことが多かったかと思います。でも今年はリップアイテムが本当に豊作! つややかでみずみずしい輝きのグロスルージュもたくさん発売されています。ぜひ、久しぶりのぷるんとリップ、楽しんでいただきたいのですが、唇の輪郭がぼやけがちという大人のリップメイク悩みに加えて、トレンド的にも、リップライナーに再び注目が集まっており、唇の輪郭を曖昧にせず少しくっきりさせたいというのが今の気分。「リップライナーを仕込むなら、当然その上はくっきり口紅でしょ」と思う方が多いかもしれませんが、以前この連載のvol.24でもお伝えしたように、素の唇の色と一体化するリップライナーを使えば、たとえ透け透けのグロスだろうと自然に、かつほんのり引き締まった印象で使いこなすことができるんです!

 

こちらは、グロスルージュを素の唇に直塗りしたメイクの仕上がり。唇のツヤ感やみずみずしさは際立つものの、唇の形に沿って塗っていたとしても、どこか締まりがない雰囲気になりがち。
 

 

こちらは、素の唇と同じ色のリップライナーを仕込んだ上で、グロスルージュを塗ったメイクの仕上がり。グロスの魅力であるツヤやみずみずしさと、きゅっと引き締まった清潔感を両立しているので、大人がグロスを楽しむならこのくらいが素敵だと思いませんか?

 
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