「身の丈を考えない夫」に不満を抱かない方が難しい


さーちんさん、ご相談いただきありがとうございます。仕事にやる気が見えないだけでなく、身の丈以上の贅沢を望み、それをやめようとしない……。そんな旦那様に不満を抱いていらっしゃるとのこと。現代は「家計の中心を担うのは夫」とも限りませんし、そのご家庭ごとに多種多様な夫婦円満の形があります。ただ、お悩みで打ち明けてくださった旦那様の言動は、さーちんさんが不満を抱かない方が難しいだろうと感じました。

「夫の自立心と責任感があれば、私も尊重できる」とおっしゃっているように、さーちんさんは旦那様に「バリバリ稼いで!」と責め立てているわけでも、贅沢をしたいわけでもありません。ただただ、しっかり現実を見て、幼い我が子のことを考え、もう少し生活費を賄えるくらいには仕事に精を出してほしいという、非常にシンプルな望みだと思います。共に我が子を育てる妻の当たり前の望みにも聞く耳を持たず、高級レストランや高級宿泊施設に行かないとヘソを曲げてしまう旦那様は、幼稚で想像力と責任感がなく、完全にあなたに寄り掛かり過ぎだと感じます。

「私の考えていることが悪いのか」と綴られていますが、子を持つ親として、さーちんさんは至極真っ当な考えで家庭を守ろうとしているだけであり、決して利己的な不満などではありません。

 

「度を超えた甘え」には心を鬼にして対処を


もちろん、旦那様にとって廃業の決断は苦しい選択だったでしょう。40代後半からの転職活動が思い通りにいかず、なげやりになった部分もあるかもしれません。でも、旦那様が5年間も「仕事をしたくない」と言い、贅沢だけはしたいと言い続けている。甘えすぎです。廃業によってどれだけの傷を負ったかはご本人にしか分かりませんが、長年にわたるさーちんさんへの度を超えた甘えは、一人の男性として父として、プライドを捨ててしまったかのように見えてしまいます。

このままさーちんさんが根負けし続けてしまえば、あなたのためにも、お子さんのためにもよくありません。お悩み解決のために前進するには、やはりさーちんさんが心を鬼にするしかないと思います。