これまで「常識」「鉄則」とされてきたメイクテクやコスメ選びを1ヵ所ずつアップデートしてきたこの連載がプチリニューアル! 毎回コスメを1品ピックアップして、まったく同じアイテムなのに、使い方ひとつで、メイクがグッとあか抜けるコツをご紹介します。今回は、マスクオフで血色感&余白解消に活躍するチークを、大人が改めて上手に使いこなすコツをご紹介します!
 

vol.60
【大人チーク】チークは濃く狭くではなく、薄く広くが正解です!

 

今回のテーマはチーク! しばらく塗っていなかったけれど、そろそろ本格的に復活している方も多いのでは? 左写真はクリアな血色感ピンクを頬の高い位置に塗ったメイクの仕上がり。右の写真はくすんだベージュピンクのチークを薄~く広範囲に塗ったメイクの仕上がりです。右写真のほうが肌なじみがよく、内側からにじむような血色感が演出でき、顔の余白感も目立たないと思いませんか!?
 

 

大人肌にはちょいくすみカラーが
むしろキレイに映える!

 

いざチークを久々に塗ろうと思うと、色選びや塗り方など迷う方も多いのでは? 今年豊作なのが、「これは一体何色と呼ぶのだろう?」という曖昧なベージュトーンの血色チーク。少しにごり感がある抑えめのカラーは「地味では?」「くすんで見える?」という懸念があるかもしれませんが、むしろ逆。すごく自然に肌になじんで、テクニックいらずで上手にチークを使いこなすことができるんです! そしてポイントとなるのが、薄~く広範囲に伸ばすこと。肌色の延長でほんのり血色感を感じさせるくらいがちょうどいいさじ加減! だから、肌色っぽいベージュでくすませた血色カラーのチークを選ぶのが正解なんです!

 

こちらは、フレッシュでクリアなコーラルピンクのチークを頬の高い部分中心に塗った仕上がり。しっかりぼかしたつもりでも、狭い範囲で鮮やかな色を塗ると、肌色とのコントラストが大きいので、どうしてもその部分だけ浮いた印象に。血色感やヘルシーさよりも悪目立ちが気になってしまう場合も……。

 

こちらは、くすんだ血色感ベージュのチークを頬の広範囲に薄〜く広げた仕上がり。「ここからここまでがチークですよ!」という境目がわからないくらいのなじみ感が、大人の肌に自然な血色感をもたらしてくれます。

 
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