「便利だから好き」と「愛すること」は別!


相手に愛されようと、尽くしてしまう人は少なくありません。もちろんそうすると好かれることは多いですが、その関係がずっと続くとは限りません。
なぜなら、「便利だから好き」と「愛情を抱くこと」は、違うからです。

たとえば、恋愛相談で多いのが、女性が付き合ってもいないのに体の関係を持つことで、“都合のいい女状態”になってしまうパターン。
女性のほうは、「あんなに情熱的に求めてくるのだから、愛されているはずなのに、パートナーにはしてくれない」と悩んでしまうことが多い。
でも、残念なことに、彼にしてみれば、「性的欲求を満たしてくれる相手は、自分にとって“便利な人”に過ぎないこと」もあるのです。

結局、“都合のいい関係”の場合、相手に他に好きな人ができてしまうと、そっちにいってしまうことは少なくありません。
振られたほうは、悲しみに打ちひしがれてしまうものですが、自分にも落ち度があったことには、気づいたほうがいいでしょう。
なぜなら、「自分も相手のことをよく見ていなかったし、理解していなかった=自分も相手を本当の意味で愛しているわけではなかった」とも言えるからです。
希望的観測で相手を見ている分には、いい関係は築けないものなんですよね。

ただ、相手の「好き」という気持ちを利用し(相手の本当の願望も分かっているのに)、“都合のいい関係”を持つような人は、優しくありません。結果的に、そんな人とは縁が切れてよかった、ということは大いにあるでしょう。

 

「去る者は追わず」精神で!


では、友達でも、パートナーでも、大切な人を失ってしまったときは、どうしたらいいのか。
基本、去る者は追わないほうがいいです。追いかければ追いかけるほど、相手に「うざい」と思われてしまいますしね。

結局、相手が離れるということは、その人は「一緒にいないほうが、自分は幸せになれる」と考えていることを理解しなくてはいけません。
そんな相手を追いかけたら、「“あなたの幸せ”よりも、“私の幸せ”を優先してください!」とわがままを言っているようなもの。本当に相手のことを大切に思うのであれば、「相手のために離れてあげること」も大事なのです。
そこまでの純度の高い愛情を抱けるようになることは難しいことではありますが、それができたとき、自分のことを誇れるようにもなるでしょう。

もちろん大切な人を失ったら、精神的に辛いものです。そんなときは、どうやってその苦しみから乗り越えていったらいいのでしょうか。次のページで紹介します。