伝えることで、“すれ違い”や“察し違い”を回避しよう!
人間関係を円滑にするために、感情を言葉や態度に出さず、隠してしまうことってありますよね。ところが、その副産物として“心のすれ違い”が生まれ、逆に関係性をこじらせてしまうことも少なくないように思います。
まわりのヒトに対して、「自分の気持ちをわかってもらえない」、もしくは、「相手の考えていることがさっぱり理解できない」――。こんなふうに頭を悩ませることもあるでしょう。しかし、いざ相手を前にすると、「嫌われるかも」「嫌な思いをさせたくない」という考えが頭をよぎり、言葉は引っ込む一方……。
そんなときは、猫のボディランゲージを思い浮かべると、ポンと背中を押してもらえるかもしれません。猫はヒトのように表情の変化が多くないのですが、ちょっとした仕草によって豊かな感情表現をしているんです。
猫と暮らすヒトにとってはお馴染みの、耳を横にピンと張った“イカ耳”や、しっぽをバンバンと床にたたきつける行動は、不安、不満、怒りの現われ。しっぽをピンと上に向けてすり寄ってくるときは、甘えや要求のサイン。ほかにも、気分が良いときは目を細めてうっとりしたり、ヒゲを上向きにして喜びをアピールしたりしています。
こうやって態度や行動で示してくれると、飼い主側も対応しやすいし、感情がわからないことでの心のすれ違い、察し違いも回避できて、モヤモヤと思い悩むのも減りそうです。「自分の気持ちをわかってもらえない」と心を隠してしまいたくなることもあるけれど、「これだけは伝えなくては!」というときには、猫のオープンな感情表現を見習ってみてもいいのではないでしょうか。
今日も猫にならって、マインドフルな1日を。
マインドフル猫 気持ちを伝えるコツは?
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文/高木沙織
編集/吉川明子
前回記事「猫の睡眠習慣にならう、心と体の休め方【マインドフル猫】」>>
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