私に必要なのは、今の私が使うものだけ
暮らしは、経年とともに形づくられていくものだから、それに伴い、自然とものが増えていきます。ですが、それがすべて「今」の自分に必要なものとは限りません。時間は流れ、“それ”を迎えたときとは自分の思いや状況も違っているはず。がんばって買ったものでも、まだ使えるものでも、今の自分と照らし合わせると、もうサイズアウトしてしまっているのかもしれません。
熊本地震で被災後、部屋の片づけをしていたときの様子。「今まで収納していたから気づかなかったのですが、視覚化してみると、持ち物って思っている以上にあるものです」とapartment301さん。（『捨て活で見つけた 「私」が主役のワンルームライフ』より）
それを思い出としてとっておきたくなる気持ちもなくはないのですが、できれば過去ではなく、未来のためにスペースをとっておきたい。私に必要なのは、今の私が使うものだけ。それだけでいいはず。
ひとり暮らし歴が長くなるほどに、ワンルームでは手狭だと感じるようになっていましたが、実際はワンルームのスペースで事足りるものだけで、私は幸せに暮らしていけるのだと気づきました。
apartment301さんの現在の部屋。すっきり暮らすための工夫は、できるだけ低い家具でまとめて、視界を開放的にすること。（『捨て活で見つけた 「私」が主役のワンルームライフ』より）
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