去年離婚を経験された祐介さん(仮名・40歳)の離婚原因は元妻の散財。彼女はエルメスでの買い物にハマってしまい、多いときには月に100万円以上をエルメスでの買い物に使っていました。家計を顧みずブランド品に執着した元妻が原因で、同僚に借金まですることになってしまった祐介さんですが、この借金が大きな波紋を呼ぶことになったのです。

 

取材者プロフィール祐介さん(仮名)40歳
職業:証券会社勤務 
家族構成:バツイチ、7歳の娘

 
 

「同僚に借金」という禁断の選択 


元妻の散財により、祐介さん一家の家計は毎月ギリギリのラインを保っていました。娘さんの小学校受験の出費もあり、貯金はほぼゼロ。

そんな中、元妻が衝動的にエルメスのバーキンを購入。翌月のクレジットカードの引き落としのため「200万円口座に入れて欲しい」と頼まれ、困った祐介さんは会社の同期に借金をすることになってしまいました。

「学生時代から付き合いの長い友人だったので、彼は特に躊躇わずにすぐにお金を貸してくれました。エルメスの事情も正直に話し、ボーナスが出たらすぐに返すと頭を下げると笑っていました。『かわいい奥さんだから仕方ないよな』と。

思ったより寛大な反応でホッとしましたが……だから、僕も正直気持ちが緩んじゃったんです。ボーナスで借金を返せば問題はないと自分の状況を甘く見ていたし、この話が広まるとは思っていませんでした」

借金や家庭事情に関して、もちろん祐介さんは軽く口止めはしたそう。けれど、親しい男性同士ではこうした話題を良くも悪くも“笑いのネタ”のように扱うことがあり、そのご友人は、同じく会社の同期である妻にこの借金を笑い話として伝えてしまいました。(もちろん、200万円も貸す手前、妻に事情を話すのは当然だと思いますが)

「女性って怖いですよね……。同期の奥さん、と言っても僕の同期でもあるんですが、彼女から一気に噂話が広まり、気づけば僕は『情けない借金野郎』みたいな笑い者キャラになっていました」

やはり、人の口に戸は立てられないのです。