パメラ・アンダーソンと言えば、「プレイボーイ」誌のモデルとして活躍し、90年代のTVドラマ「ベイ・ウォッチ」でも人気を博したザ・セックスシンボル。ブリジット・バルドーの再来のような、スモーキーアイとオーバーリップ、ハーフアップにしたヘアがトレードマークでした。

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2001年当時のパメラ・アンダーソン。写真:ロイター/アフロ

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2006年当時のパメラ。写真:KCS/アフロ

そんな彼女が、パリの2024年春夏のファッションウィークに、連日ノーメイクで登場。「ヴィクトリア・ベッカム」のフローラルドレスにハーフアップヘア、ほぼすっぴんという出立ちが、ものすごく素敵だったのです。

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写真:REX/アフロ

すっぴんと感じさせないくらいの自信に満ち溢れた微笑みとオーラ。パメラは今年8月のインタビューで、長年彼女のメイクアップアーティストを務めていたアレクシス・ヴォーゲルが亡くなって以来、「彼女なしならばメイクをしない方がマシと感じている」と話していました。新しいメイクなしの顔は、「自由で楽しくて、ちょっぴり反逆的でもある」とも。

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「イザベル・マラン」のショーにて。写真:AP/アフロ

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「ヴィヴィアン・ウェストウッド」のショーにて。写真:REX/アフロ  

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パリで友人と食事後、レストランを出たところをキャッチされたパメラ。写真:Backgrid/アフロ


前述の「ヴィクトリア・ベッカム」のショー会場でのインタビューで、ノーメイクの理由について「すべては自己受容なの」とコメント。「これは、私が今の自分を受け入れるための、新たなチャプター」と、パメラはエイジングを受け入れる努力をしているのだと説明。でもそれは、時には難しいことだとも語ります。

「自分が充分に美しくて素晴らしいということを理解しなければなりません。エイジングという言葉の代わりにライフイングという言葉を使うのが好きです。若さを追い求めるのは無駄なことですから」。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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セックスシンボルや美のアイコンという肩書きが取れた今、ようやく自分のためだけに生きられるようになった、とパメラ。「実際、今の方が気分がいいの。今は誰かのためではなくて、自分のために装っています」。

その結果が、ノーメイクでレッドカーペットに現れるという答え。もちろんそれには、よく手入れした肌とゴージャスなヘアセット、そしてきっと美容医療というバックアップがあってのことではあるだろうけれど。1年前のメイクで盛った姿よりも、現在のノーメイクの笑顔の方が輝いて見えるのが素晴らしいです。

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2023年1月のパメラ。写真:REX/アフロ

そして今回もまた、ヘアの重要性を改めて知ることに。ツヤと適度なボリュームのあるヘアがあれば、レッドカーペットでもこんな風に堂々と振る舞えるし、何よりサマになるのですよねぇ。

今まで濃いメイクが定番だったパメラの、50代にしての潔い美のシフトチェンジに、何だかグッと来てしまったのでした。

 

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