日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、定年後の不安にまつわるモヤモヤエピソードです。

 

事務と数字が本当に苦手!


エピソードをお寄せくださったのは、ショッピングセンターで働くエリカさん(37歳・販売員)。


ショッピングセンターに入っているバラエティショップで働いています。パートで入社しましたが、最近正社員になったことでモヤモヤが生まれてしまいました。パートの時は接客とレジ業務だけをやっていればよかったのですが、商品の発注やレジの締めも担当することに。実は私、事務仕事や数字を扱うのが大の苦手なんです。

在庫を確認して、売れ行きの予想や棚のレイアウト等を考慮して発注数を決定。それを発注書に入力して、お店の管理ファイルにまとめて……。計算したり、書類を準備・管理したりという作業がとっても苦痛。ミスも多くて、計算ミスがあったり、書類を間違えていたり。最初は「エリカさん、まだ慣れていないもんね」と優しくしてくれていた先輩(といっても年下ばかり)も、最近ちょっと呆れているような。

苦手だと思うとどうしても作業が後回しになって、焦ってやるからより間違えるんですよね。とてもきっちりしている同僚が毎回ダブルチェックしてくれるようになりましたが、後からいろいろ指摘されるのが嫌で、その人のことも苦手に感じるようになってしまいました。

自分で言うのもなんですが、接客は得意です。商品の説明書を読むのが好きなのでお客さんにいろいろ説明できるし、クレーム対応もそんなに苦も無くできます。20代のバイトさんが大声で怒鳴られて泣きそうになっていた時に助けに入って、感謝されたこともあります。

事務なんか……と言ってはいけないと思いつつ、「こんなことやりたくない!」と思ってしまいます。

 


「事務仕事」はどんどん減っていく?

 

事務作業や数字が苦手という人は、きっとたくさんいますよね。どうしても細かい事務ルールを覚えられない、細かい計算をするのが苦手……など。

思うに、昨今のIT技術革新や働き方改革による業務効率化の流れの中で、事務仕事は今後きっともっと簡単に、効率よくなっていくはずです。昔だったら、電卓で計算して手書きの発注書を作ってファックスして……という作業だったのが、エクセルや発注システムで自動計算されて、それをポチっとするだけで発注完了。そんな風に、人の作業する部分がどんどん減っていっているのが現代ですよね。

 
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