もちろん、「ミスしないように気を付けよう」と心がけることは大切。でもきっと、エリカさんの悩みを軽くする未来がすぐそこにきているはず。エリカさんが得意な接客仕事は、「AIに代替されにくい仕事」なのではないでしょうか。
その心の声、漏れているかも?
事務仕事の効率化については将来的に期待することにして、エリカさんのモヤモヤ話を読んでちょっと気になったことがあります。
「事務なんか……」という心の声、うっかり外に漏れていないでしょうか。こういうネガティブな意識って、隠そうと思ってもなかなか隠し切れないもの。ちょっとした言動に事務をないがしろにするような気持ちが滲んでしまったり、していないでしょうか。職場でダブルチェックしてくれる先輩に対して苦手意識を持ってしまっているというのも、この心の声と無関係ではないような気がします。
今のところは、決まった事務をきっちりやらないと仕事は回らない。誰かが苦手なことは、他の誰かがカバーしてくれているのが職場という場所です。それぞれがそれぞれの役割を尊重できていないと、人間関係もギクシャクしてしまいますよね。
「私が苦手な仕事を、カバーしてくれてありがとう」という気持ちを忘れずに、助け合いの精神で同僚たちと連帯できたらいいですね。エリカさんの商品知識や、こなれたクレーム対応に助けられていると感じている人も多いはず。「持ちつ持たれつ」をお互いに自覚しながら、困っている人には手を差し伸べ、自分を助けてくれる人には素直に感謝することが大切だと思います。
チームワークが大事な環境では、お互いの得意と好きを交換し合うことでより強いチームになります。エリカさんがエリカさんのスキルを磨き、毎日イキイキと働けますように!
【漫画で解説】事務や数字が苦手でもよくない?ダメ?…開き直りたい37歳ショップ定員
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作画/Sumi
構成/山本理沙
前回記事「「60歳の定年まであと7年...」仕事中心に生きてきた53歳女性。定年後の生活が怖い。私はもっと働ける?」はこちら>>
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