干支や方位、六曜や九星気学を駆使してその日の吉凶を占う「開運日」。占術家・木下レオンさんは様々な開運日にも造詣が深く、最新の年間占い本『木下レオンの絶対開運 帝王占術 2024』でも、その活かし方について詳細を伝えています。物事がスムーズに進む、より大きな成果を得られるなど、ぜひ味方につけたい「開運日」ですが、今回はレオンさんイチオシの開運日、「天一天上(てんいちてんじょう)」について特別にお聞きしました!

「天一天上」は旅行やお出かけに最適な開運日!

木下レオンがすすめる絶対開運の16日間!「天一天上」期間に運を授かる秘訣とは?_img0

――開運日というと、「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」はここ最近、私たちの生活にも身近なものになった印象があります。ですが、「天一天上」は初めて聞きました。これはどのような開運日なのでしょうか?

木下レオンさん(以下、レオン) 「天一天上」は、方位を守る神様「天一神(てんいちじん)」が天に昇っている16日間の期間のこと。天一神は、地上の行ってはいけない方角、つまり凶方位を監視しているのですが、この天一天上の期間は天一神の監視がなくなります。すなわち、全方位が吉となり縁起がいい日となるのです。

“神様”と聞くと柔和で、誰に対しても平等で優しいイメージがありますが、それは和魂(にぎみだま)と呼ばれるもの。一方で、神様は荒魂(あらみたま)の側面を持ち、この場合は勇猛さゆえに人に祟りを与えることもあります。天一天上は、天一神の荒魂による祟りがないため、私たち地上の人間も自由に行動することができる期間なのです。

 

――2023年も残りわずかですが、天一天上はあるのでしょうか? また、どのようなことをして過ごすのが良いですか。

レオン 今年は10月以降、2回の天一天上があります。まず、「10月2日(月)から10月17日(火)まで」。次にやってくるのは、「12月1日(金)から12月16日(土)まで」です。この天一天上期間は、先ほど申し上げたように凶方位がなくなりますから、旅行やお出かけ、参拝、引っ越しなどに最適とされています。ただ、2023年は「北」だけは凶方位のままなので、お出かけの際はその点だけ注意してください。

ちなみに、これから年末にかけては何かと慌ただしく過ごす方も多いでしょう。旅行やお出かけの時間がない人は、家の「掃除」をすることで開運につながります。