不倫報道の件は、「結婚生活で最も辛かった時期」とヴィクトリアはコメント。「私の人生の中でも、最も不幸せな時期でした。世界中が私たちの敵のように感じたのです」。夫がマドリードに行くまでは、どんなに世間の人々に叩かれたとしてもふたりの間には強い絆があり、お互いが味方同士だと感じていたのに、突然夫婦が敵同士になってしまったようだった、とヴィクトリア。
当時のことを「悪夢のようだった」と言い、「正直言って夫のことを憎んだ」、とも。
一方、不倫相手のレベッカはこの事件で一躍有名になり、リアリティTV番組スターに。今ではヨガ講師としてヨガスタジオを経営し、デート相手をみつける番組で知り合ったノルウェイの医師と結婚して母親となっています。
彼女は2013年に出演したTV番組で、「今となってはかつての私の言動を違った目で見られるようになったわ。私は若くて愚かでとても考えなしだった。みんなに影響を与えてしまったことを後悔しているし、もっと優しいやり方があったと思う」と語っていますが、不倫暴露はアシスタントを解雇されてからだし、売名行為だったと取られても仕方ないような状況ではあります。
でもヴィクトリアは強かった!
夫のサッカー人生で今は大事なときだということを理解した上で、「彼には集中する必要があった」ため、そんな感情を表には出さずに自ら昇華。そして翌年の2005年2月には、第3子となるクルスを出産。その後デヴィッドがアメリカのL.A.ギャラクシーに移籍したのをきっかけに2007年には家族でL.A.に移住。2011年には待望の娘、ハーパー・セブンを授かります。
浮気に対してはいろんな意見があるでしょうが、冷静に見れば、もしもデヴィッドが本当に浮気していたとしても、相手を見ればすべて本気ではないことは明らか。このときにお互いにちゃんと向き合って夫婦の絆をより強固なものにしてきた上に、その間にヴィクトリアはデザイナーとしてのキャリアを築き、実業家としても成功してるのがすごい。
会社も夫婦も家庭も、それを上手に運営するには賢さと冷静さ、そしてメンタルの強さが必要(もちろん夫との信頼関係も必須ではありますが)。ヴィクトリアの今があるのは、彼女はそれらすべてを兼ね備えているからなんだなあと思わされたのでした。
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